三毛猫ホームズの卒業論文 (光文社文庫)

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  • 光文社
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本棚登録 : 169
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334742256

感想・レビュー・書評

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  • いろいろな感情や事情が入り乱れていてひどい有り様だけど片山兄妹と石津さん、そしてホームズがいるから安心して読んでいられる。
    うちにもホームズほしいなぁ。

  • 事件の動機なんて犯人にしか本当のところはわからない。
    淳子も片山たちもあれこれと想像をめぐらしていくが、捜査は思うように進まない。
    卒業論文に取り上げた事件が原因なのか、それともまったく思いがけない動機があるのか。
    たいがい事件に至るきっかけなんて他人にはどうでもいいことが多い。
    それにしても、犯人の身勝手すぎる・・・っていうか迷惑千万な・・・動機には驚いた。
    思考回路の中心がすべて自分が起点になっている人間は、どうにも怖い。
    もしかしたら犯人では?と疑われていた淳子が、花嫁の命を身を挺して守ったことで状況が変わった面もある。
    彼女の咄嗟の行動が彼女の人柄を知らしめ、結果的に間違った捜査の線をひとつつぶしてくれたのだから。
    最後、死んだはずの人間がひょっこりと現れたのは淳子への神様の贈り物だろうか。

  • 短編集より、こっちの方が面白かった。「ご飯をちゃんと食べないとしあわせになれないよ。」という、石津さんの言葉がすき。

  • 読書録「三毛猫ホームズの卒業論文」3

    著者 赤川次郎
    出版 光文社

    P243より引用
    “「お金のある人間は、たいてい使う暇がない。暇のある人間は、
    たいていお金がない。世の中、そんなもんだよ」
    片山は悟ったように言った。”

     目次から抜粋引用
    “闇の中
     内緒の話
     業務命令
     最後の客
     夜の顔”

     警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
    族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第40弾。
     夜もふけた大学の教室、苦労して卒業論文を書き上げた恋人一
    組が帰ろうとしていた。しかし男の方が忘れ物をしてしまい…。

     上記の引用は、あるお屋敷におよばれした主人公の一言。
    お金というのは時間と引き換えに手に入るものということでしょ
    うか?今お金が多く集まっているところというのは、多くの人の時
    間を糧にしているのかもしれません。
     シリーズも40冊目とのこと、三毛猫ホームズシリーズ以外にも
    人気のシリーズ作品を多く持っておられる著者は、この引用の一
    文のように使い暇のないくらい多忙なのだろうなと思います。

    ーーーーー

  • テンポも良く、さすが大衆ミステリー。

    ただスピードはあって止まらなくなるのだが、読み終えたあとに、あれっあの意味は?思ってしまうのが何点か、読み飛ばしたのかしら。なので評価は低めに。
    この作品では物事からうまくそらすって所に重点おいたのかしら。

  • 卒論を書き終えた学生が何者かに刺されるところから話が始まります。
    男女の愛憎もあり、おもしろくてあっと言う間に読み終わりましたが、途中で登場人物が多くて人間関係が分からなくなってしまいました。
    それと、結局、信子はどういう経緯でユニフォームを手に入れたのか…。読み落としてたのかなぁ。

  • ある日大学生の男女が大学に残っていた。卒業論文を書き上げる為だ。そしてついに論文が書き終わる!しかしその晴れやかな気分はすぐに吹き飛んでしまう・・・、男のほうが何者かに教室で刺されてしまうのだ。いったいなぜ?誰が?動機は?この事件の真相はどこにあるのだろうか?多くの謎の解明にホームズが走る!三毛猫ホームズ第40弾。


    三毛猫ホームズの卒業論文
    いつものメンバーでいつものように事件真相に挑むホームズ片山一行です。しかし今回は大学生の刺殺事件とある事件、それも解決済みのはずの事件が絡んできます。その2つが何故最終的に絡み合うのかを読みきるところが見所だと思います。事件の展開はある人物の描写がキーです。場所は美術館。私は何気なくその部分を読んでいたので、皆さんはここを狙って欲しいですw


    今回の事件の真相は結構王道といいますか、シンプルです。しかしそれは大学生刺殺事件の件です。もうひとつの解決済みの事件(お金持ちの男性が刺殺され、その婦人が片山のところに犯人探しをお願いしにやってくる)はいまいちピンときませんでしたw。最終的に学生刺殺にも絡んではいるんですけどね・・・。うーーん、結末はいえないんですけど、あれだけのこと(ここに卒業論文が関わる)で一気にそこまで進展するのだろうか?そしてその後二人は元の関係に戻れるのだろうか?ちょっとそこは謎です。


    また、片山とホームズの活躍もいつもどおりですが、一度ある人物にはめられますw。よくはめられる片山ですが、さすがに今回はわなのにおいもぷんぷんしましたし、頑張って欲しかったですねw。しかしそれでもホームズとともにしっかり乗り越えて最後間に合うシーンはいいものです。


    最後にひとつ。今回片山に捜査を依頼する婦人ですが、この人ある人に注目しています。それは絵がうまい警視。久しぶりに三毛猫シリーズ読みましたけど、こんな上司はいいものでしょうね。

  • 三毛猫ホームズものは、たくさんでているので、最初読んだところでは、
    過去に読んだことがあるものか、初めてのものか分からないことがしばしばあります。

    主要登場人物が、三毛猫ホームズと、片山兄妹なので、この2人と1匹が好きなので、
    同じような内容でもいやではないと感じられます。

    今回は、卒業論文をめぐり、共同著者が、2人とも刺され、関係者が何人か亡くなっていきます。
    卒業論文の内容が、内野製薬で起こった過去の殺人事件に関するものらしい。

    話の展開も軽妙だし、主人公たちのぼけとつっこみの漫才のような、
    前向きな性格と控えめの性格が均衡して、その人間模様が楽しめる方には読みすすめられると思います。

    絵画と、殺人事件と、題材がそろいすぎているようですが、それは多くの作品のひとつなので、
    ネタがかぶるのはやむをえないと感じられるかもしれません。
    ファンの人には、三毛猫ホームズらしいと感じられると思います。
    (一人のファンとして)

  • 長編。結婚式・大学生カップル登場する話

  • 久しぶりに赤川さんのを読みましたが…こんなんやったっけな…?

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プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。
代表作「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
執筆作は500作を超え、累計発行部数は3億を突破。メディア化された作品も数え切れない。

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