思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 536
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334742621

感想・レビュー・書評

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  • (2016.4.20)
    (396P)

  • タイトルが好き。
    こういう事って自分だけじゃないんだ、ってこの本を読んで気持ちが楽になった。

  • 個性豊かな犬山家の三姉妹

    長女 麻子は、DVに悩んでいながら夫と別れることが出来ないでいる
    次女 治子 外資系企業で働くキャリアウーマン
    三女 育子 恋愛関係を気づくことが出来ずすぐに肉体関係を結んでしまう

    三姉妹の内2人が、性に奔放で共感できないけれど
    麻子が、妹たちが夫から離れれるように進言しても
    いつまでも、ずるずると居続けててしまうには
    一番リアリティーがあった。
    同じ家で育っても、一つとして同じ
    生き方は無いということ。
    そして、大人になったら子供の時より明確に
    違う道を歩んでいるということが分かるようになる。
    「思いわずらうことなく愉しく生きよ」の
    犬丸家の家訓は、それぞれ三姉妹に形は違っても
    しっかり根付いていそう。
    「愉しい」は、心にわだかまりが無いということだから。

  • 学生の頃に読んだ本。読み返したくなり再読。
    若いときは、DV旦那との共依存に苦しむ長女が一番ハラハラしたけど、年をとると「こういう子って、いるのよねぇ」とあまりハラハラせず読めた。でもやっぱり、最後病室のシーンではホッと一安心。
    それより、治子が気になって仕方なし。どうしてスノッブな高級料理店に熊ちゃんを連れて行くか!?どう考えても熊ちゃんはそういうの好きじゃないでしょう。そして熊ちゃんと行っても、こういうおシャンティーな店は楽しくないでしょう!と老婆心ながら心配してしまいました。やっぱり土台が合ってなかったんだよ。うん。
    表題は思いわずらう事なく愉しく生きよという家訓そのままのタイトルですが、内容の通り思いわずらう事なく生きるなんて無理という事が解ります。生きていて、他者と接触し成長し続ける限り、人間は思い悩んでもがいて生きていくんだという事がよくわかる一冊。面白かった。

  • 3姉妹、なんかみんなずれているけれど自分の人生を全うしている。
    男なんか気にしないで!!と思いつつもそうも割り切れない心情はかなり切実だったりも。DV夫とのやりとりだけはかなりリアルすぎて痛かった。。

  • 3姉妹のお話。みんなそれぞれにちょっとずれている。朗らか過ぎて世間から少しずれているのかも知れない。麻子が段々と壊れていく様がおそろしい。

  • 2011/09

  • 女三姉妹のそれぞれの生き方、恋愛、ぐんぐん引き込まれてあっという間に読めます。

  • 目を背けたくなるような場面もあったけど、やっぱり江國はいいな、と思った。

  • 日常的なものを見れば見るほど、自分が日常から切り離されていることを思い知らされる。

    タイトルがいい。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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