密室に向かって撃て! (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1456
レビュー : 134
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334742706

作品紹介・あらすじ

烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。花婿候補三人の調査を行っていた"名探偵"鵜飼は、弟子の流平とともに、密室殺人の謎に挑む。ふんだんのギャグに織り込まれた周到な伏線。「お笑い本格ミステリー」の最高峰。

感想・レビュー・書評

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  • 烏賊川市シリーズ2作目。読んだのは旧版の表紙の方。
    鵜飼さん情けな~~~っっ!!でもそこが好き!!犯人に銃で撃たれて保険証持ってきて!って、まず医療費負担額気にする探偵初めて見たわ(笑)相変わらず、キャラクター同士のやりとりが軽快で楽しい。どっかずれてるさくらお嬢様もこれからレギュラーとして登場するのかな?ちょこちょこ挟まるカープ小ネタにふふっとなった。鵜飼さんは今回は前回よりはちゃんと探偵してましたね。ただ今回のトリック、理屈としてはよくわかるのですが、犯人の行動に少し無理がある気がしました。続きも期待。

  • シリーズの第2作。前作にも登場した人ばかりなので、余計な描写も少なくて本編に集中できる。今作に登場する事件関係者もかなりギャグパート担当するけど、謎をしっかり埋め込んでるのはさすが

  • 第1巻よりおもしろかった。次にも期待。

    <とある警官>の失態により、拳銃が紛失し、殺人事件が起きる。自分の知り合いが殺されても手作りの墓を建てるだけだったのに、不可能犯罪のにおいがしだしたとたん、俄然張り切る鵜飼探偵。弟子の流平と、大家の朱美と共に(?)事件解明に乗り出す。

    このシリーズの面白いところは、登場人物がじゃれ合いギャグを連発しているうちに、大事なことがこっそり出てくるところ。トリックとか本格推理小説っぽいのに、ちょっと変わった感じに仕上がってるのが東川さんらしい。

  • 烏賊川シリーズ第2弾。一旦嵌ると次々に読みたくなるのは本当に不思議ですね。

    烏賊川市でまたもや一波乱。
    市警の失態で行方知れずとなったひとつの拳銃が、ホームレスの射殺事件と名門一家の屋敷における謎の殺人事件を引き起こしてしまう。
    情けない理由から金銭的に困窮していた我らが名探偵鵜飼は、前作の名脇役二宮朱美に背中を押されて、弟子である(?)戸村と共に事件の真相究明に乗り出すことになった。
    相変わらずのコミカルな展開と、負けず劣らず洗練された伏線がわくわくを誘う「お笑い本格ミステリー」。

    まさかの二宮さんレギュラー投入で、いい意味で話に主観的なツッコミが入り、引き締まったような気がします。
    前作よりも鵜飼探偵の活躍が顕著になることで、なんとなくシリーズの流れが確立されてきました。
    あくまで日常的な弛緩した雰囲気の中でミステリーの伏線はきちんと張られており、読み応えがあるのが素晴らしいです。
    解説にもありましたが、一冊・二冊…と読めば読むほど魅力を感じる作品だと思います。

  • 「交換殺人には向かない夜」の主要登場人物の初出がこの本なのに、これをまだ読んでいなかったことに気づいてあわてて読みました。
    トリック自体は「交換殺人」ほど派手ではありませんが、謎解きへの持って行き方がうまく、意外性は十分でした。ギャグはかなりおもしろいと思います。

  • 一冊目に比べたら王道設定な感じ。
    登場人物のやりとりに磨きがかかっていて楽しいです。

  • 親しみやすいキャラが常連として出てくるので、楽しい。
    殺人ミステリーだけど、病的な要素が一切ないので軽く気持ちよく読めます。
    なぞなぞを解くみたいなミステリーです。

  • 『密室の鍵貸します』に続く、烏賊川市シリーズ。
    前作より動機もトリックも分かりやすかった。
    でも台詞ばっかりだから小説というより脚本って感じがします。
    入り込んでしまえばスルスル読めるけど、常にハイテンションなところがちょっと疲れる。

  • 「密室に向かって撃て!」
    烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃。その拳銃によりホームレス射殺事件、名門十乗寺家の花婿候補射殺事件(しかも密室)と次々と事件が発生!そこに十乗寺家花婿3人の調査を行っていた名探偵・鵜飼が弟子の流平、朱美と共に事件の謎に臨む。烏賊川市シリーズ第2弾。


    今回の肝はトリックだと思います。犯人がやり遂げた密室殺人とそのトリックには気づきませんでした。また犯人の犯行に関する用意周到さや行動の意味も非常に練りこまれていたと感じました。また鵜飼は今回本格的推理を担当します。よってコミカル演技は控えめかと思うと、やっぱりやってくれました、かすり傷でもがく鵜飼・・・w


    さらに今回は流平に恋の予感が!?と思ったんですけど、この男思っている以上に鈍感なのかなんなのか・・・。第1弾で確か彼女に振られていますが、つまりは彼女は出来たということですよね?ならある程度の感性はあると思ったんですが、ここで見せろよ男・流平w


    しかし、トリックは良かったけど、気になるのは第1の事件のホームレス殺人事件です。この被害者は第1弾で流平がお世話になった妙にアタマの切れる男・金蔵なんです(私はこの金蔵は後々も出てくるキーマンと思っていたんですが、あっさりお役御免、ここら辺は東川氏とは合いませんw)。


    その金蔵が何故殺される必要があったのか?そこが一番気になります。確かに犯人にとって犯行を確実にする為に人材は必要だったことは理解出来るのですが、それが金蔵である必要性は無い(勿論、烏賊川市シリーズにおいてもその必要性はない)と思います。


    とにかく金蔵が亡くなったのは残念です・・・。


    さて、今回生まれかけた流平(は気づいていないが)と十乗寺さくらの恋は後に描かれるのか・・・と思いましたけど、どうやらなさげですかね。

  • 烏賊川市シリーズ2冊目。変わらずテンポの良い語り口でサクサク読める推理小説。ただ2冊目という事で少し新鮮さには欠ける。
    登場人物が個性的で、数文字しゃべっただけで誰のセリフがわかるほど。小説が苦手な人も安心してこの世界に入って行ける。
    今回は空間的な想像力が少し必要かも。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『世にもふしぎな動物園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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