屋上への誘惑 (光文社文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334743680

感想・レビュー・書評

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  •  このエッセイ集、
     「老いと詩の結び目」に尽きる。

     わたしは真剣に詩を紡ぐなんてことをしたことがないし、
     これからもしないかも知れないけれど、
     言葉を舐めて、
     言葉を溶かし、
     言葉を飲み込み、
     言葉を漏らし、
     言葉を浮かべ、
     言葉を練って、
     言葉を織りなす、
     そういう人たちにとって、
     小池さんの洞察はかけがえのない助言になるのではないだろうか。


     詩を書くということは、
     現実を軽滑りするなんてものではなく、
     現実の血反吐の部分にまで沈み込むことだと、
     教えて貰った。


  • なんて正直な人なんだろう。あまりにあからさまで切なくなってしまう。例えばふとした瞬間の官能、私なら胸の内にしまっておく。それでも「ロマンティックな乱暴」にどうしようもなくトキメク自分なのです。

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プロフィール

1959年生まれ。’97年詩集『永遠に来ないバス』で現代詩花椿賞、’00年詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、’01年『屋上への誘惑』で講談社エッセイ賞、’07年「タタド」で川端康成文学賞、’10年詩集『コルカタ』で萩原朔太郎賞、’14年『たまもの』で泉鏡花賞を受章。おもな作品に『感光生活』『弦と響』『野笑 Noemi』『幼年 水の町』がある。

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