完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 168
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334743802

作品紹介・あらすじ

『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!?そこでは十年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた。事件の鍵を握るのは"猫"?本格推理とユーモアの妙味が、新しいミステリーの世界に、読者を招く。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに興味を惹かれたけど、ふざけ過ぎかなとも思ってすぐには手が出ませんでした。
    まあ、ある意味では相当ふざけていますけど~楽しかったので良しとしましょう。
    事件の舞台は、烏賊川が流れる烏賊川市。
    招き猫をシンボルにしている寿司チェーンの社長・豪徳寺豊蔵が、飼い猫を探してくれと依頼してきます。
    家賃を滞納している売れない探偵・鵜飼杜夫がいちおう探偵役。いちおうっていうか探偵そのものなんだけど、そう感じられないというか?
    ビルのオーナーで、なかなか綺麗で気の強い朱美も存在感あります。

    行方不明の太った三毛猫・ミケ子を探して、似たような猫を集めて連れて行く鵜飼ら。
    あちこちで餌を貰っている呑気な猫たちは急にさらわれてビックリでしょう。(エピローグでちゃんと元に戻して貰えるので大丈夫)
    豪徳寺豊蔵は招き猫の蒐集家とわかってきます。
    屋敷には年の離れた美しい後妻、先妻の息子、後妻との間の子たち、そして遠縁の居候も。
    ところが、豪徳寺が殺され、現場には巨大な招き猫が外門から移動して置かれていた‥?
    通りを歩いていて招き猫を見た目撃者はけっこういるのだが、証言は食い違う。
    じつは10年前にも同じ庭のビニールハウスで殺人が。迷宮入りしたままでした。
    葬儀でも一悶着あったりと、ユーモラスな展開。
    警部が「ダイイング・メッセージにはこだわりすぎない方がいい、クイーンの昔から、間違える元だ」とか、ミステリ好きにはよくわかるくすぐりが各所に。
    タイトルの意味もそれなりに納得。
    初読2011年5月。

  • 烏賊川市シリーズ3作目。旧表紙版で読みました。
    鵜飼さん、また保険証の心配してる…(笑)このシリーズの主人公は砂川警部なのか??と勘違いしてしまいそうになるくらい、探偵が仕事しない。…いや、今回はちゃんと仕事してたのか、猫探しの。このとぼけた探偵と助手がまたこのシリーズのいいところ。
    今回はあからさまな手がかりが提示されてたので、珍しくトリックと犯人は当たりました。動機の面とか便利屋殺しとか細かいところはさっぱりでしたけど。ミケ子の真相は予想外で、なるほどなぁという感じでした。猫好きの人は、三毛猫、と聞いてピンと来るのかな。今回も野球(カープ)ネタが嬉しい。東川さん野球(カープ)お好きなんだな。

  • つくづく思うに東川篤哉氏が大ブレークしたのは何故「謎解きはディナーの後で」だったのか?ということである。2011年度の本屋大勝を受賞しているが、氏のユーモアミステリの原型はそれ以前の、本作を含む烏賊川氏シリーズや、映像化された「もう誘拐なんてしない」でエンタメ小説としてほぼ完成されていたろうにと思うのである。

    しかしながらミステリファンにとどまらずさらに一般大衆受けを狙うに、お嬢様と執事というアイテムを行使したのは、氏のいかに売れるモノを創造するか?という力量の為せる技か?はたまた氏のブレーンや編集者との共同作業であったのか?ここは知る由もないのだが、映像化までされる一大ブレークを為したのは事実である。

    個人的には表紙の中村祐介氏の力は大きいのではないか?とも思う。近年のヒット作の多くに見られるかわいいイラストであり、数多の作家さんは表紙に使いたいのではないだろうか?

    今作は烏賊川氏シリーズの第3弾であり、探偵鵜飼杜夫とその弟子戸村流平、烏賊川警察の砂川警部と志木刑事、おなじみの顔ぶれがくりなすドタバタユーモアミステリである。笑いのツボはキャラに応じてそれぞれで、皆がボケつつツッコミもする。その多彩さはシリーズを追うにつれていささかも衰えず、現在進行いや進化形と呼ぶにふさわしいのだ。笑いの影には正統派ミステリのロジックもしっかり描かれており、今作は物理的アリバイトリックがメインであったが、その裏には心理的ゾっとする真相?まで匂わされており全体の完成度を底上げしている。

    謎解き~は未読であるが、ありきたりアイテム(お嬢様と執事)の行使よりは氏のオリジナリティ溢れる快作であると思うのだ。謎解き~から入った人々にも是非読んで欲しい東川氏の佳作である。

  • 『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!?そこでは十年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた。事件の鍵を握るのは“猫”?

  • 面白いんだけど、途中でトリック分かっちゃったからちょっと長ったらしく感じちゃった

  • このシリーズは順番通りに読みたい。
    (読めば良かったと後悔)

    朱美がいい味を出してきていて面白い。

    ミケ猫って、そうだったんだ!という驚き。

  • 相変わらず小ネタが満載だなぁ(笑)。このシリーズは小ネタがもしかしたら何かしらの伏線になるかも!?とおもわされるため、ただただ笑っているわけにもいかず、必要以上に裏読みさせられたり。

    このあたりまで読んで、やっとこドラマの影響を払拭できてきたのかなぁ。小説の登場人物が頭の中で形作られて、なんとなく縦横無尽に動き出した感じ。

    その他のシリーズは知らないが、少なくともこのシリーズでは登場人物の名前が変わってるんだけども、今回はそれもけっこう重要な意味合いがあったりして、ミステリーとしてもどんどん洗練されてる。他のも作品も早く読まねば。

  • 鵜飼さん、大ボケなのに推理は相変わらず冴えてる(笑)
    朱美さんも、なんだかんだで認めてるみたいだし。(たぶん(笑))
    招き猫移動のトリックには、見事にしてやられて、満足、満足。
    お金持ちの当主が殺されるという、古典ミステリではよくある設定、しかも、被害者は事前に探偵と会っているという。
    そこにユーモアたっぷりで面白かったー。
    それにしても、探偵の周囲には三毛猫さんがたくさんいるのねー(笑)

  • 2017.1.6読了 1冊目

  • 会社の先輩に借りた本、4冊目。

    最初の一冊は、ギャグというかユーモアになかなか慣れなかったのだけど、2冊、3冊と読み進める内に、ユーモアと本格ミステリーの融合具合がちょうど良い具合に癖になってきた。次も読もう。

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