三国志外伝 (光文社文庫 み 2-16 光文社時代小説文庫)

著者 : 三好徹

• 光文社 (2008年3月12日発売)

感想・レビュー・書評

[相模守さんの感想 · 2021年3月6日]

後漢末から三国志時代を生き抜いた脇役達を題材にした小説。謀士、烈士、叛骨とキャラの濃い脇役がいる事で三国志の深みが増す。

[tomazunさんの感想 · 2015年6月27日]

所謂、主要キャラの周りにいる人物達に
スポットを当てた物語。
小説といっても、ちゃんと各伝分けられている。

どの人物にも濃い物語があるのだ。

[丁さんの感想 · 2010年1月14日]

「興亡三国志」全五巻の外伝です。
一つ一つの話が短編なのと、史書基準なので特に矛盾を感じる所も無く、
読みやすく面白かったです。
下に目次を記してみましたので、気になった方は是非。

美貌の皇妃＿甄皇后。
孔子の末裔＿孔融。
烈士の運命＿ソウ子源。
虚誉の人＿許靖。
謀士、南海に果つ＿虞翻。
最後の朝臣＿荀彧。
張飛の妻＿夏侯月姫。
諸葛一族＿諸葛瑾。
謀士の哀しみ＿賈詡。
乱世の掟＿楊脩。
劉備の刺客＿孟達。
悲運の使者＿張温。
恩讐二代＿龐徳。
街亭の敗戦＿馬謖。
志、立たずとも＿諸葛恪。
洛神の賦＿曹植。

[ＴＫさんの感想 · 2009年6月23日]

美貌の后妃……シン皇后
孔子の末裔……孔融
烈士の運命……ソウ子源
虚誉の人………許靖
謀士、南海に果つ……グホン
最後の朝臣……荀?
張飛の妻………夏侯月姫
諸葛一族………諸葛キン
謀士の哀しみ…賈ク
乱世の掟………楊シュウ
劉備の刺客……孟達
悲運の使者……張温
恩讐二代………ホウ徳
街亭の敗戦……馬謖
志、立たずとも…諸葛カク
洛神の賦………曹植

[りっとんさんの感想 · 2009年4月20日]

それぞれの伝を物語で読むという感じにまとめてあります
猛達さんと劉封の関係が他とは違い斬新でした

著者プロフィール

一九三一年東京生まれ。横浜国立大学経済学部を卒業後、読売新聞社を経て作家生活に。六七年『風塵地帯』で日本推理作家協会賞を、六八年「聖少女」で直木賞を受賞する。推理・サスペンス小説、スパイ小説、歴史小説、伝記小説など広範囲なジャンルで硬筆な筆をふるう。

「2019年 『ガラスの階段　特捜検事 新編集版』 で使われていた紹介文から引用しています。」