一鳳を得る (光文社文庫 り 3-26 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334744243

感想・レビュー・書評

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  • 御算用日記シリーズ7巻、二匹の金食い虫の借金がまだ180両有る為、幕府御算用者の職を務める生田数之進は、無二の親友早乙女一角とともに出羽国花沢藩の藩邸に潜入した。この藩は江戸家老山岡が大きな顔をして藩主然と振る舞って、前藩主の急逝後家督を継いだ嫡男政純は将軍家へのお目見えを果たしていなかった。冒頭での屋敷を夜更けに出かける奥方と籠の姫君を誰何する江戸家老と、若き藩主との会話が後に生きてきます。終盤、家老の謀議に対抗し若き藩主に扮した姉の五瀬姫と数之進との、身分を超えた恋の行方と会話に涙しました。

  • L 御算用日記8

    なにげに面白くて一気読み。
    やっぱり姉たちなくても十分面白いよ、姉の出番が減れば取り巻きのオッサンたちの出番も少なくなって数之進ものびのび節約に頭を働かせらるってもの。途中にはもうからくりがわかってしまうけれど種明かしよりも俄然知恵の披露が面白いので◎。序盤の湯屋再生も多恵の純朴さもまかない方の再生も◎。こちらまで達成感を味わえる感じ。

  • 御算用日記⑦
    出羽花沢藩、藩主政純、山岡鹿之介、五瀬姫
    盆栽、雛人形、湯屋の市蔵、膳所 お松 どんどんの法

  • 2008/09/30-2008/10/02

  • 5/23

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著者プロフィール

東京都両国生まれ。ファンタジーノベル、伝奇小説の分野で活躍後、時代小説、警察小説を発表する。著書多数。

「2023年 『公儀鬼役御膳帳 連理の枝 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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