一閃なり(下) (光文社文庫 か 1-100)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (652ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334744274

作品紹介・あらすじ

忍群との激闘の末、意識不明の不覚のまま政宗は吉田山へ転居させられていた。それに憤った恩師・夢双禅師が諸国の僧兵に檄文を発したという不穏な報が。禅師が反幕の狼煙を?政宗は奥鞍馬へ跳ぶ!さらに、幕府の隠密機関解体を求めるため、江戸へ旅立つ政宗と早苗。二人を待つは政宗を凌ぐ大剣客、大怪盗、そして悲劇-!凄絶と哀愁に満ちた結末とは。

感想・レビュー・書評

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  • えーっ、こういう終わり方ぁ?
    武士道、切ないな。

  • 早苗が死んでしまった(T-T)
    上巻に比べて展開が速すぎかな

  • 6/24

  • なんという事だろうか。1149ページの時間のうち9合目に差し掛かる手前で、夢が無残にも瓦解してしまった。
     おそらく誰もが、傷つき苦難の道ではあるが京にたどり着けば、きっとそれなりの幸せを夢を見続けていたのだろうと思う。
    それが無残にも瓦解した、
     
     そして、政宗は未熟者であると思う、しかし、それでよかったのだと思う。

     宗重の使命の通り、将軍に恐れを抱かせた、「心」の重圧を背負う事が政宗にとって良いとは思わない。

     未熟者であったが上に、人を愛し、夢を持っていたのだと思う。

    だが、余りにも非業である。

    政宗にとって、柳生との戦いなどはどうでもよかった。

    しかし謎が遺されすぎ、藤堂、塚田といった早苗の腹心の動き、胡蝶に遺された掛け軸 江戸に向かうという源さんに得さん 

    そして紅葉屋敷の面々は、仙洞御所 京都所司代の動きは そして、柳生 徳川にしても只では済むまい。

    なによりも、私には、未だに、二つの鼓動は強く打ち続けているように思える。

    そしてもうひとつの命も

    何を企んでいるのだろうか、作者は

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著者プロフィール

大阪府生まれ。1980年作家デビュー。特命武装検事・黒木豹介シリーズは大ベストセラーに。2004年に発表した『大江戸剣花帳 上・下』以来、「門田泰明時代劇場」を続々と刊行し、「浮世絵宗次」シリーズ、「拵屋銀次郎」シリーズ等、いずれもベストセラーに。

「2023年 『日暮坂 右肘斬し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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