聖ジェームス病院 (光文社文庫 ひ 15-1)

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  • 光文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (575ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334744298

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  • 聖ジェームス病院は、慢性的な人員不足にあえぎながらも、地域中核病院として機能してきた。東翔平も研修医として、懸命に務めている。腹痛の症状で救急外来に訪れた患者を診た東だが、快方に向かった矢先、その患者は急死してしまう。一方、病院内では、新薬を巡る問題や院内感染など、さまざまな問題が発生していく。

  • 病院に限らず世間では様々な事が同時進行で絡まり合って起きているという章立ては悪くない。
    主人公をはじめ登場人物に魅力がなく、病院小説であるのに患者には役がない。キャラクターの書込みもアンバランスで対比が出ていない。色々と残念な作品だった。

  • ストーリーが今ひとつだから 一気読みできないのか
    一気読みしてないから ストーリーに引き込まれないのか?(^_^;)
    登場人物がかなり多め。
    でも あまり魅力的な人が登場してない。

    ストーリーも色々なことを盛り込みすぎて
    解決しないまま 次々で 最後にあっけなく終了って感じ。

  • 新薬による薬害問題、院内感染からインサイダー取引・・・
    相変わらず、この人の作品は内容が盛りだくさん。
    もう少し、的を絞って、掘り下げて欲しい気がするけど。
    並行して起きるいくつもの問題を、駆け足で解決していくのは、どうにも微妙。
    相変わらず、日常使わない言葉もたくさん出てくるし、登場人物も欲張り過ぎて、中途半端なキャラがたくさん。
    強いて良いところを上げれば、今回の主人公は自分に自信が無さげながらも、一本筋が通っていたところは好感が持てたかな。

  • ソリブラミンという新薬投与の副作用で死亡した患者、MRSAによる院内感染
    新薬による製薬会社のインサイダー取引
    研修医 東翔平は人々の思惑のなか動く

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著者プロフィール

1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。87年豊田商事事件を扱った『マネーゲーム』で第24回文藝賞佳作。『世紀末鯨鯢記』で第3回三島由紀夫賞受賞。『刑事たちの夏』では警察小説ブームに火をつけ、警察小説の金字塔となる。主な著書に『放火(アカイヌ)』『刑事たちの聖戦』『ダブルフェイス』『禁断のスカルペル』『デス・エンジェル』『限界病院』など多数。

「2020年 『笑う執行人 女検事・秋月さやか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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