忠治狩り (光文社文庫 さ 18-22 光文社時代小説文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334744557

感想・レビュー・書評

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  • 時代劇版シティーハンター。エンジェルダストならぬ阿片を飲まされ戦う人形と化した娘たち、と、前半はそんな印象。つかまんま。前半はいつもと連れが違ってなんか新鮮。忠治がらみネタはかなり好き。堂々と身分を言うようになったり、スカッと感が上がった感じ?

  • なんといっても、見所は、表紙の通りの敵の奇抜な衣装です。(^^
    ってのは置いておいて。
    シリーズの一方の重要人物、国定忠治ととうとうお別れってタイトルになりましたね。
    幕府からもあらぬ疑いをかけられて追われている忠治とどのように決着をつけるのかが見所ですが、幕府側と直接対立しない主人公なので、幕府側と波風を立てないようにしないといけないという、これまでにない縛りがあったりして、主人公はこれまで以上に苦労しているようです。
    しかも、苦労して歩く雪道で襲ってくる相手の衣装があれだものなぁ。(^^;
    是非、表紙でイラスト化された結果についての感想を作者に訊いてみたいものです。後悔してない?(^^;

  • ★2008年8月23日 64冊読了 佐伯泰英作品 
    『忠治狩り』読了。

  • 2017.6.1(木)¥100(-2割引き)+税。
    2017.6.26(月)。

  • 股肱の子分・日光の円蔵が捕縛、斬首され、苦境に陥った国定忠治からの助けを求める遣い、上州無宿の参次の話にのり、夏目影二郎は、愛犬あかを連れて、忠治の最期を飾ろうと後を追う。
    将軍家慶の日光社参を控え、忠治の幻影に脅える幕府。雪降る金精峠越えで赤装束女忍び集団が襲ってきたり、話題は豊富だけれど、どこか尻切れトンボの感が強い。せっかく第1作に登場した 「みよ」(あかもそうだけど)等、懐かしい人々や新しい人が登場しても話がつづかない...勿体無い。

  • 7月-3。3.0点。
    忠治を狩りに行く影二郎。あからさまに怪しい参次と、
    旅をする。
    ラストが近い感じ。

  • 忠治、死なないの?

  • 夏目影二郎(狩り)シリーズ第13巻。侠客国定忠治は、股肱の子分・日光の円蔵が捕縛、斬首されたのを機に、義理と任侠の地を離れ奥州路へ。上州無宿の参次から知らされた夏目影二郎は、愛犬あかを連れて忠治の後を追う。将軍家慶の日光社参を控え、忠治の幻影に脅える幕府。雪降る金精峠越えで赤装束女忍び集団が影二郎たちを襲う。やがて、影二郎は追いつめられた忠治の最期を飾ろうとするが…。 2012/10/29 読了。 2008/7/10発売 購入本。 


    《夏目影二郎(狩り)シリーズ》①破牢狩り ②妖怪狩り ③百鬼狩り ④下忍狩り ⑤五家狩り ⑥八州狩り ⑦代官狩り ⑧鉄砲狩り ⑨奸臣狩り ⑩役者狩り ⑪秋帆狩り ⑫鵺女狩り ⑬忠治狩り ⑭奨金狩り *番外夏目影二郎「狩り」読本 「位の桃井に鬼が棲む」収録。 

  • 雪国で忠治を追う編。

    相変わらずあかが可愛い…。今回は鹿皮を橇にして影二郎と一緒に雪面滑ったり、馬に載ったり(←振り分け籠に入ってるので「乗る」よりこっちか)、橇引いたり馬橇乗ったり色々と。
    「影二郎は馬を下りると手綱を引いて進んだ。あかも藁籠から下りるかという顔で主をみたが「あか、おまえが下りれば馬の荷が傾くぞ。乗っておれ」と止めた。」ってシーンが好きだー。

    って本筋と関係ない…(笑。どんだけあかが好きなんだ>自分)

  • (影二郎と忠治の奇妙な友情)
    幕府に逆らい雲隠れする忠治。
    幕府が威信をかけて行う日光への社参を襲うとの情報に
    躍起になって八州が追う
    しかし、それは鳥居奉行が人の目を欺くため流した策略で
    あり、そのことは影二郎も承知ではあるが、忠治という漢
    (おとこ)の死に場所を自ら作るために、忠治の足跡を追う
    のであった
    ラストは意外でした

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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