弥勒の月: 長編時代小説 (光文社文庫 あ 46-1 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2008年8月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334744564
感想・レビュー・書評
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このシリーズ好き過ぎて、本が汚れてしまうくらい読み返してます。立場の違う二人の関係が誰にも入り込めないヒリヒリする距離感
たまらないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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シリーズの初巻。
主人公は同心と商人だが同心の性格がすこぶる悪い。読んでいると苛々するがそれも魅力かな。岡っ引きの親分がいい味を出しているが近代の感覚で言えばどうしようもないクズの公務員だ。 -
尊敬する読書家の児玉清さんのオススメおもしろ時代小説。岡っ引きと同心の捕り物。ある日一人の女が飛び込み自殺し、その後、それを目撃した男が殺され。過去に何をしていたのか全く分からない自殺した女の旦那の遠野屋。岡っ引きと同心の軽妙な会話と遠野屋と同心の緊迫感のあるやりとりが面白く、終盤では、遠野屋の過去が明らかに。読み終えて、少し切ない気持ちになるストーリーでした。
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解説で児玉清さんも仰ってるけど、キャラが立っていて、事件の真相よりも登場人物がどう考え、どう動くのかを見ていたくなる。
続きを一気に読んでしまいそうなので、ゆっくりじっくり読むように心掛けたい。
時代小説って、若い人よりある程度の年齢の人が読む印象があるけど、良いことも悪いことも楽しいことも嫌なことも経験してこそ共感する人間のドラマがあるからなのかな。 -
おもしろい、続きを読みたくなるシリーズです。
一作で終わりかと思ったら、続きがありました。
キャラクターが素敵 -
初めて読んだあさのあつこさんの作品。恥ずかしながら時代物を書く作家さんとは知りませんでした。
どんな作品なんだろうと予備知識なく読み始めたら止まらない。癖が強すぎる定町廻り同心の小暮進次郎と情のある伊佐治親分、小間物問屋遠野屋の主のほぼこの3人を軸に話は展開するけど、特に遠野屋がいい。
シリーズものになっているので迷わず次巻へ進みます。 -
おりんがツラい。清之介とふたりで幸せになってほしかったな。
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あさのあつこ先生の魅力がすごく伝わる本。心情描写の丁寧さ、躍動感溢れる文章に、後半読む手が止まらなくなりました。職場の先輩にお勧めいただけた本。続きも読んでみたいなー。