訪問者ぶたぶた (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 307
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745158

作品紹介・あらすじ

ホストのコウは焦っていた。ナンバーワンは引き抜かれ、オーナーは病に倒れ…。そんなとき耳にした"伝説のホスト"の噂。不滅の売上記録を持つ謎の男とは?(「伝説のホスト」)。もう〆切に間に合わない-。アシスタントたちに逃げられ、独り泣く少女マンガ家の元にスゴ腕の助っ人がやって来た(「ふたりの夜」)。笑いの後にじんとくる、人気シリーズ最新作。

感想・レビュー・書評

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  • さあ!重ための本を読んだあと恒例の、ぶたぶたさんによるヒーリングタイム♪
    と読み始めた、この『訪問者ぶたぶた』

    おお!今回は作者の矢崎さんお墨付きのコメディ連作とは!なんて運のいい私♪

    黒ビーズのつぶらな瞳に、そっくり返った右耳、くるりんしっぽのぶたぶたさんの
    神様の代理(?)、一晩の売り上げの新記録を樹立する伝説のホスト、
    生徒に大人気の小学校の先生、締切間際の漫画家を救う敏腕アシスタントなどなど
    職業のジャンルを義経の八艘飛びの如く飛び越えた活躍が、相変わらず素敵です。

    それに加えて今回は、ルーターの故障にやけに詳しかったり
    お神酒ではなく発泡酒をゴクゴク飲んだりするぶたぶたさんを
    神様と信じ切ってかいがいしく世話を焼く飯田一家や

    傾いたホストクラブを建て直そうとぶたぶたさんを探し当て
    なぜかぶたぶたさんの娘に何冊も絵本の読み聞かせをする破目になるホストのコウや

    イチゴ味のバリウムを飲んだ直後に、イチゴ色のぶたぶたさんに家庭訪問され
    ぶたぶたさんが醸し出す「お子さんのこと、ちゃんとわかってますよね?」
    というオーラに冷や汗をかきながら、息子に関する質問に答える父親、勇や

    アシスタントの反乱で締切に間に合わないとパニックになる漫画家を
    ぶたぶたさんと一緒にこっそりアシスタントとして
    押しも押されぬ人気漫画家なのにフォローする海棠ヨウイチなど

    登場する面々が魅力的で、もう、楽しくてしょうがない♪

    豚しゃぶに豚汁など、ぶたぶたさんが作ってあげる料理に相変わらず豚肉率が高くて
    ぶたぶたさん。。。ぜったい内心、つっこんでほしいと思ってるでしょ?!
    と思いつつ

    ラストの「冬の庭園」での、赤白チェックのキャップをかぶりお菓子のコンテナを押す
    あまりにもかわいいぶたぶたさんに、どこまでもついて行って
    お財布の許す限り、お菓子を買い続けたい♪と熱望するのでした。

    • takanatsuさん
      まろんさん、こんにちは
      「ぜったい内心、つっこんでほしいと思ってるでしょ?!」
      の1文に笑ってしまいました。なるほど、つっこんでほしかったん...
      まろんさん、こんにちは
      「ぜったい内心、つっこんでほしいと思ってるでしょ?!」
      の1文に笑ってしまいました。なるほど、つっこんでほしかったんですね!納得です!
      まろんさんのレビュを読んで、また読み返したくなりました。
      私はぶたぶたさんが神様になっちゃう(?)話がすごく好きでした。
      このシチュエーションでぶたぶたさんが来たらそう思ってしまうのも仕方ないよなぁと思ったり、神様でもなんでもいいかから私もぶたぶたさんに会いたいよと思ったりしました。
      2012/08/14
    • まろんさん
      takanatsuさん、コメントありがとうございます♪

      ぶたぶたさんのお料理の豚肉率、かなり高いですよね?!
      というわけで、ぶたぶたさんを...
      takanatsuさん、コメントありがとうございます♪

      ぶたぶたさんのお料理の豚肉率、かなり高いですよね?!
      というわけで、ぶたぶたさんを読み返す時は、ぜひ、私と一緒に心の中で
      「また~!ぶたぶたさんったら♪」とつっこんでくださいね(*^_^*)

      神様になった(?)ぶたぶたさん、最高でした!
      ふかふかのお布団に寝かされて、ほんとは枕だけでいいのに。。。
      と、枕を名残惜しそうに見るところとか(笑)
      私も、ぶたぶたさんを大歓迎しちゃう双子がうらやましかったです。

      ところで、大事にしまってあって、小出しにしてたぶたぶたさんシリーズのストックが
      あと1冊になって、重たい本対策はどうしよう!と
      本気で焦っている私です。。。
      2012/08/14
  • 心が沈んだ時の「ぶたぶた」さん頼み。
    今回は短編集。(しかもあとがきからコメディ小説だったと知る。確かに涙はなかったな……)
    見た目は可愛いピンクのぬいぐるみ(中身は中年のおっさん)のぶたぶたさんが、ある時は伝説のホストだったり、小学校教諭だったり、漫画家のアシスタントだったりしながらあちこちにお邪魔する。
    これは、そこで初めてぶたぶたさんと遭遇する人たちのお話。

    そう考えると、落ち込んだ時に「ぶたぶたシリーズ」に頼ってしまう自分の気持ちが少しだけ見えてきた。
    ぶたぶたさんはどこに行ってもどんな立場だったとしても、
    どっしりと地に根を張った大樹のように揺るぎない存在なのだ。
    物語を紡ぐのはいつだって、その周囲の人間たち。
    私がぶたぶたシリーズを繙くときは、
    きっと心が頼りなくなってて、
    何かしら、不変のものに縋りたくなっているのかもしれない。
    ぶたぶたさんがバリスタ(というよりパティシエ?)を務めるあのアップルパイの美味しい喫茶店に足を運ぶような、そこで「こんなことがあってね」って話を聞いてもらいたい気分。

    訪問されたらそれはそれで嬉しいけれど、
    いつでも会いにいける、そんな感じでぶたぶたさんにはいてほしいなぁ、という私のワガママ。

    それにしてもコメディか……
    武蔵野うどん風と豚汁(笑

    • まろんさん
      このごろなんだかちょっと元気がない風情だった永遠ニ馨ルさん。
      ぶたぶたさんパワーで元気は出たでしょうか。
      この本は、他のぶたぶたさん作品とは...
      このごろなんだかちょっと元気がない風情だった永遠ニ馨ルさん。
      ぶたぶたさんパワーで元気は出たでしょうか。
      この本は、他のぶたぶたさん作品とはちょっと毛色が違って
      くすっと笑えるコメディ路線だったので、「あれ?」
      という感じになったかも?
      ほんとに猫の手以下ですけれど、永遠ニ馨ルさんの心がぷかぷか浮上しますよう
      あの喫茶店で一緒にアップルパイを頬張っている気分で
      私も田舎でひっそりとアップルパイを食べて応援します(*'-')フフ♪
      2012/11/01
    • 永遠ニ馨ルさん
      あ、まろんさん!
      ご心配をしてくださって、ありがとうございます(、、*
      心にずっとひっかかていることがあって、
      未読のものに触れて想像以上に...
      あ、まろんさん!
      ご心配をしてくださって、ありがとうございます(、、*
      心にずっとひっかかていることがあって、
      未読のものに触れて想像以上に感情を揺さぶられたりするのが怖くて、ここしばらく、再読ばかりしていたんです。
      再読だと、TLに出てきませんものね。
      本当にご心配をおかけしました。
      徐々にではありますけれど、元気になってきています。
      私もまろんさんと一緒に「うふふ」と笑っているつもりで、アップルパイを食べようかなぁ。
      2012/11/01
  • ぶたぶたさんが題名通り色んなところを訪問します。家庭訪問、間違われて神様訪問などなど。ぶたぶたさんは一体仕事の種類をどれだけこなしてきたのか。とにかく中身はおっさんですが、行動を想像するだけで可愛いです、中身はおっさんですが。

  • 読み終わりました。

    「神様が来た!」
    ほほえましかたな。。


    ぶたぶたさんを神様と間違えるエピソード。。
    そのおもてなしが、くすっと笑えるようなそんなお話。。
    子供かわいい……


    『神様の御用人』にもぶたの神様がいそうな。。
    神様と聞いて、
    その小説をふと思い出しました。。
    アニメ好きな神様はいそうだなと思ったり……



    「冬の庭園」の最後、飯田光之という名前が出てたので、
    もしかしたらと思って「神様が来た!」も再確認したら、
    同じ名前で。。まったく違う人物かもしれないけど、
    同じ名前が再び登場して何だか嬉しかったです。




    あのお菓子が詰め込まれたケース。。
    オフィスグリコに似ているなと


    夢のようなケースですよね♪



    まさかここでも絞るところ出るとは。。
    ぬいぐるみの気持ちになったら、絞るということは
    ぎゅーと身体を捻る感じで、やっぱり気持ちいいのかな。。

    赤いキャップから始まって、全部が繋がってるようで読んでいて楽しかったです。


    カートを押してるのかわいかったな。。

    小さいからひとりでにカートが動くと幽霊と思ってしまうほどの小ささ・・・
    想像しただけで癒されました(#^.^#)


    真っ暗だとちょっと怖いかもしれませんね(笑)
    ひとりでに動いたら・・・



    色々な人物がぶたぶたさんと関わっていく。。
    あとがきにも書いてあるとおり
    最初の「ぶたぶた」の本と同じで、
    上手く言えないけど短編も面白かったです☆


    アップルパイに凝っているとぶたぶたさんが話してた時、
    前の巻の「秘密のアップルパイ」と繋がってる?と思ってしまいました。
    違うかもしれないけど・・・・・



    もっと色んな職業の
    ぶたぶたさん読んでみたいな
    というより、色々な職場に現れていますね!

    何者なんだろうと謎が深まるばかり・・・



    読むたびに、
    この後の続きが気になることもしばしば。。
    短編が惜しいくらいでした!



    漫画家さんのお話も好きだな。。
    最後こんな展開になるなんてビックリした。。

    二人の会話が絶妙で
    あの二人どこかお似合いだなと思ってしまった…

    タラコのおにぎり、食べたくなりました。
    (実は、読んだ次の日に食べてしまったという(笑))

    泣かない、泣かないというぶたぶたさん。。
    ほっこりした。


    うわー優しいなーって


    ぶたぶたさんのアシスタントも掃除もテキパキしていてすごいなと思ったり

    【自分でもひどいと思いながらも、やめられなかった。弱みを見せられなかったのだ。一つでもそんな顔を見せてしまえば、絶対にバカにされてしまう。】はドキっとなったな。。



    どの短編も良かった( 〃▽〃)

    あらすじ読むまでは気づかなかったけど、コメディだったんですね。。

    確かに面白かった。。(笑)

    「伝説のホスト」
    私もバラを加えたぶたぶたさん、頭に過った(笑)
    ちょっとホストのぶたぶたさんも見てみたいなと

    きっとバーテン時代と同じく、
    いっぱいお客さん来て人気ありそうですね。。


    ぶたぶたさんが入れるお酒も、
    どんな味なのか気になりました。
    どうやってシェイクしたのかな?あんな小さいな手で。。

    オトヤさんがぶたぶたさんに会った顔、私も見てみたい。。




    民宿行ってみたくなりました。
    共にお酒を飲むのは羨ましかったな・・・


    まだ飲んだことないけど、一緒に飲んだら楽しそうだなと



    「気まずい時間」家庭訪問も、
    うん、確かに気まずそうだった。でも面白かった。。
    二人との時間、もっと見ていたかったな
    心配する表情はお医者さんみたいだったな・・・



    ぶたぶた先生。。
    やっぱり教壇の上に登って教えたりするのかな
    ちょっと気になります!






    あの表紙は、梅酒かな?
    神様のお供えか
    家庭訪問の描写か
    表紙って物語に関係しているようで、
    どんな秘密が隠されているのか想像楽しいです。


    それに立ってる。。座るときどう座ってるのかと気になったり、
    何かちょこんと座布団に。。かわいいです。



    「お主も悪よの~ささっ、座りなさい」と
    お酒を進められているような進めているような。。

    そんな風にも思ってしまった。。つい・・・





    もう10巻なんですね~(*^○^*)

  • ぶたぶたシリーズ10作目。今回はコメディに特化した短編集とのことですが、正直微笑ましく思えない部分もありました。アシスタントに当たり散らす漫画家の話などは、あまり愛着が持てずスッキリしませんでした。長編であればぶたぶたさんが困った人も最後まで細かくフォローしてくれるのでしょうが、今回は短編。苦手な人のまま終わってしまったな。個人的にぶたぶたさんは長編や連作の方が合っているのかもしれません。

  • 2016.5.8

  • ぶたぶたさんは、常に人に幸せの素を運ぶ訪問者だよね。題名も内容も、このシリーズでいちばん好きなくらいです。
    特にやっぱり「神様が来たー!」の奥さんの混乱ぷりがおもしろかった♪ 「ふたりの夜」も好き。「冬の庭園」は、ぶたぶたさんが何の仕事をしているのか、だんだん分かっていく過程が上手いなぁと思った。

  • 「神様が来た!」に満点をあげたい。今まで読んだぶたぶたで一番好きです。

    アンジャッシュの勘違いコントが好きなんだよなー。

  • こっちはぶたぶたさんが来るってわかってるから、主人公たちがどんな人なんだろう?って想像するくだりが毎回にやにやする

  • 最初と最後が一貫していてよかったかなぁ。ちょっとなるほど~って感じました

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プロフィール

埼玉県出身。1985年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞。’89年に作家デビュー。「ぶたぶた」シリーズなど著作多数。

「2017年 『繕い屋 月のチーズとお菓子の家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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