- Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334745189
作品紹介・あらすじ
黒史郎が初登場。高橋葉介「夢幻紳士」最新作。宵闇色の領域に生息する名探偵18人が登場。
感想・レビュー・書評
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幻想と探偵って密接に描かれている作品は多いけれど、本当は排他的な関係だよね。(^^;
事件が幻想的でも解決してしまってはその幻想も壊れてしまっているんだし、最後まで幻想的なままだと探偵の存在意義が薄くなるし。
そんなことを考えてみると、現代を舞台にした作品より、別の時代を舞台にした作品の方が、何とか幻想と探偵を両立させやすいようでして、本書でもそういった作品の方ができが良く感じるわけです。
でもその中で、最後にどきっとする落ちをつけた西澤は、やっぱりさすがですね。
他はファンタジーにすぎるか、普通の探偵小説かどっちかって感じでした。
後、菊地と高橋の作品を探偵ものとして、このアンソロジーに入れてしまうこと自体の問題性はどうよ?(^^; -
異形コレクション残すところ三冊、一時はシリーズ取集を考えたが内容がこれでは気力が萎える。
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2009年2月20日、初版、並、カバスレ、帯無し。
2014年7月1日、松阪BF。 -
タイトルと違ってあんまりストレートなオカルト探偵ものが多くなかったなあ(笑)。一休和尚が探偵として活躍する朝松健「ひとつ目そうし」が面白かった。シリーズのようなのでもっと読んでみようかな。
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「九のつく歳」「サイボーグ・アイ」「ペテルブルクの昼 レニングラードの夜」はお気に入り。「幻想探偵」というタイトルだけに引かれて良く分からずに買ったので、全体的にあまり自分の好みには合いませんでした。「探偵」があまり出てこなかった気がするのも残念。
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どちらかといえば幻想世界を舞台にしたミステリーというよりは、ミステリーという味付けがちょっとなされた幻想小説といった感じのものが多いが、18人の作家の競演だけあってなかなか楽しめた。場所も日本からロシア、イタリア、イングランド、異空間にまで及び、探偵も死相を視る者、墓を探す仕事を生業にしている者、はては一休さんまで登場する。作品数が多いだけにどうしても好き嫌いは出てしまうが、ホラーや幻想系が好きな人なら手にとってみてもいいかもしれない。
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イマイチ。
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ホラーとミステリがほどよく融合した作品ばかりで、実に好みです!
お気に入りは三津田信三「死を以て貴しと為す」、西澤保彦「九のつく歳」、芦辺拓「輪廻りゆくもの」など。正直、どれをとっても好きなんだけど。一番好きな作品は柄刀一「サイボーグ・アイ」。とあるシリーズキャラも登場していて、ファンには嬉しい限りです。 -
幻想・探偵。
どちらも好きな人にはおすすめ。