幻想探偵 (光文社文庫 い 31-29 異形コレクション 42)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745189

作品紹介・あらすじ

黒史郎が初登場。高橋葉介「夢幻紳士」最新作。宵闇色の領域に生息する名探偵18人が登場。

感想・レビュー・書評

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  • 種々雑多な探偵たちが登場。
    探偵ものを好んで読まないわたしにも十分楽しめる内容。

    ただ、どの探偵ものもシリーズ化されて読みたいかと問われれば微妙。
    好みは「証拠写真による呪いの掛け方と魔法の破り方」「ペテルブルクの昼レニングラードの夜」
    でした。

  • 幻想と探偵って密接に描かれている作品は多いけれど、本当は排他的な関係だよね。(^^;
    事件が幻想的でも解決してしまってはその幻想も壊れてしまっているんだし、最後まで幻想的なままだと探偵の存在意義が薄くなるし。
    そんなことを考えてみると、現代を舞台にした作品より、別の時代を舞台にした作品の方が、何とか幻想と探偵を両立させやすいようでして、本書でもそういった作品の方ができが良く感じるわけです。
    でもその中で、最後にどきっとする落ちをつけた西澤は、やっぱりさすがですね。
    他はファンタジーにすぎるか、普通の探偵小説かどっちかって感じでした。
    後、菊地と高橋の作品を探偵ものとして、このアンソロジーに入れてしまうこと自体の問題性はどうよ?(^^;

  •  異形コレクション残すところ三冊、一時はシリーズ取集を考えたが内容がこれでは気力が萎える。

  • 2009年2月20日、初版、並、カバスレ、帯無し。
    2014年7月1日、松阪BF。

  • タイトルと違ってあんまりストレートなオカルト探偵ものが多くなかったなあ(笑)。一休和尚が探偵として活躍する朝松健「ひとつ目そうし」が面白かった。シリーズのようなのでもっと読んでみようかな。

  • 「九のつく歳」「サイボーグ・アイ」「ペテルブルクの昼 レニングラードの夜」はお気に入り。「幻想探偵」というタイトルだけに引かれて良く分からずに買ったので、全体的にあまり自分の好みには合いませんでした。「探偵」があまり出てこなかった気がするのも残念。

  • どちらかといえば幻想世界を舞台にしたミステリーというよりは、ミステリーという味付けがちょっとなされた幻想小説といった感じのものが多いが、18人の作家の競演だけあってなかなか楽しめた。場所も日本からロシア、イタリア、イングランド、異空間にまで及び、探偵も死相を視る者、墓を探す仕事を生業にしている者、はては一休さんまで登場する。作品数が多いだけにどうしても好き嫌いは出てしまうが、ホラーや幻想系が好きな人なら手にとってみてもいいかもしれない。

  • イマイチ。

  • ホラーとミステリがほどよく融合した作品ばかりで、実に好みです!
    お気に入りは三津田信三「死を以て貴しと為す」、西澤保彦「九のつく歳」、芦辺拓「輪廻りゆくもの」など。正直、どれをとっても好きなんだけど。一番好きな作品は柄刀一「サイボーグ・アイ」。とあるシリーズキャラも登場していて、ファンには嬉しい限りです。

  • 幻想・探偵。
    どちらも好きな人にはおすすめ。

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著者プロフィール

一九五六年、北海道生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒業。
国書刊行会に入社し、ラヴクラフト作品などの企画出版を手掛ける。八六年、『魔教の幻影』で小説家デビュー。オカルト・伝奇小説を中心に幅広く執筆し、近年は室町時代を題に取った作品を精力的に発表している。二〇〇五年、短編「東山殿御庭」が日本推理作家協会賞候補。アンソロジストとしても高い評価を得ている。

「2023年 『一休どくろ譚・異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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