社長の器 (光文社文庫 た 1-4)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745431

感想・レビュー・書評

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  • 故井上社長が社員向けの講演中で取り上げていた本を改めて読んでみる。ミネベアの超有名な社長とその弟との実話を基にした小説。実話なだけになかなか救われない終わり方と読むものを辟易とさせるカタカナ電報が印象的。

    タイトルはなかなか意味深。昨今、この小説の兄貴型の経営者も称賛を得ているので、どちらに対するタイトルなのか、皮肉も含めいろいろ想像できる点が面白い。

  • 20141006

  • 社長とは、人柄だけでは足りない。
    それを2人の経営者を登場、対立させる事で伝える経済小説。

    誠実さなど、人間力だけではなく
    冷徹さ、非情な判断も必要となる。

  • 嫉妬って恐ろしいなあ。そして醜い。

    そんな中にあって、唯一綺麗な部分が主人公と奥さんの夫婦愛。なれそめが初々しくてよい(笑

  • 社長、こえ~。

  • +++ ヒットしたフレーズ +++++++++++++++
    ・「兄貴とは、価値観、人生観が違います。僕は会社を大きくすることよりも社員の事を先に考えたい。幸せの尺度なんて人によって違う」
    ・担いでもらいたがっている人はたくさんいますが、皆んなが担ぎたいと思う人がほんとうの政治家なんじゃないんですか」

  • 成田空港のツタヤの文庫本ランキングで上位だったので、気になって購入。

    面白かった箇所もあるし、つまらなかった箇所もある。
    ていうか難しい。全般的に。
    出てくる単語も、難しかったし。

    これ、解説を読むと、日産とか実在する会社の話も出てくるみたいなんだけど、いかんせん話の舞台が10年程前なので、全く分からない。
    お父さんなら楽しいと思うかも。ってことで、今度薦めてみよう。

    あたしは、征一より、高望派。
    社長としての器も大事ってことは分かるけど、やっぱり人間としての器が大きいほうがあたしは良いと思う。
    大勢の人に慕われた方が、幸せだと思う。

  • 個人の考え方による違いが良く分かる本。


    視点により、大きく見解が異なる事を厳しく示してくれる本。

    世間の厳しさが身にしみます。

  • 20090307

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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