疾風ガール (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 2075
レビュー : 240
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745707

感想・レビュー・書評

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  • そういえばレビュー書いてなかったと思い出し、改めて・・・。

    「ストロベリーナイト」で初めて知った誉田哲也、この人の作品すごく面白い!と、文庫化済みのシリーズをあっというまに読破。(といっても、姫川モノ2冊と「ジウ」3冊のみだったけど)

    「誉田哲也史上初、人が誰も死なない小説」という文庫帯のキャッチコピーに惹かれて読み、やはり衝撃的に面白かった「武士道シックスティーン」に続いて手に取ったのが、「疾風ガール」だったと記憶。

    青春モノ?
    バンド小説?
    と思いつつ読み始めると、何やらきな臭い、ミステリ感満載な展開に・・・・。
    でも、読み終えてみての感想は「感動の青春小説」だった。

    総じればティーンズ文庫のように読みやすい文章で一気に読めつつ、「若き天才の、天賦の才を持って生まれてしまったがための苦悩」を描いた良作。

    ★4つ、9ポイント半。
    2009年頃。

    ※続編も、かなりの良作。

  •  誉田さんの、警察ものでは無い小説が気になり読んでみました。音楽青春もの『疾風ガール』です。
    これもアリですね。ストーリーを通して全体的に勢いがある。若さ故の無鉄砲さが、イイ具合に生かされています。
     誉田さん得意技、視点を交互に切り替えながら進む展開も、小気味良くパタパタと変わって行きます。

    どうやら、続編があるらしい。ここぞ!って所で終わったので、コレからが気になります。

  • 主人公の夏美が凄く魅力的!!!!ガールミーツガールが読みたい☆
    謎が解けていくたび少し悲しい。
    面白かった!

  • 痛快エンターテイメント!
    同世代なので宮原くんに感情移入しちゃう。何かに心から打ち込む姿ってダサいけどカッコいい。特にアラサーになって挫折も経験した後に再燃するのって中々出来ない。
    本物夏美に出会ってしまったおじさんの物語。

    飛鳥ちゃんに重ねて合わせてみようと無理やり考えたら、性格は似通ってない気がするけど真の強さと有無をいわさない魅力的な容姿が共通項かな。

  • お父さんの段ボール箱から拝借♩3日くらいで一気に読み終わり。
    夏美ちゃんがすごい才能の持ち主なんだろうな〜っていうのがすごく伝わってくる。話の内容も、面白かった!
    せっかくなんだから今後、上手にプロデュースしてあげてほしいな!と思った

  • 姫川玲子シリーズを数冊読み、こういうのも読んでみようと手に取った。
    同じ出来事を視点を変えながら進んでいくのがやはり面白い。
    警察ものは組織を理解するのが大変だったけれど、この作品は青春ものということで人間関係もわかりやすかった。
    天才的才能を持つ主人公とその天才に出会った高揚感を持つ人達と、自分はその才能を持ち合わせないことを思い知らされる人達。
    天才は良く変人に描かれるけれど、夏美はパワフルで傲慢な所もあるけれど、人間が大好きで接する人から愛される。これからも色んな経験をしてますます才能に深みを増していくんだろう。
    是非ガールミーツガールも読みたい。

  • hs19501112さまに、白誉田と黒誉田についてコメントいただいたときに、白誉田のおススメ作品としてご紹介いただいた作品です。
    いつも鞄に入れて持ち歩いていたにも関わらず、なかなか読むことができず(鞄に入れたままにしていたのが間違いでした)ずっと気になっていて、今日ようやく一気読みの機会が。

    10代最後の夏を、疾風のごとく駆け抜けたロックな少女のストーリー。
    最初は軽い口調と、ロックに関しての熱い思い、音の表現に圧倒されつつ、青春小説かな?と思いながら読んでいたのだけど、バンドメンバーの予想外の死によって、一気に引き込まれていった。

    アーティストには「才能」は不可欠であるが、本当に才能がある人にはその自覚はないのかもしれない。そして無自覚故に、才能に限界を感じた人たちを殺めてしまう。

    黒誉田の文章から比べれば、圧倒的に白誉田は軽い。軽いけど、深い。深いから、読み終えると考えさせられた。
    でも、自覚した主人公が、いろいろなことに気づけて(気づかせてもらえて)よかったと思う。

    白誉田作品は初めて読んだけれど、続編もあるということなので、本屋に探しに行ってみようと思っている。
    ご紹介いただき、ありがとうございました。



  • 疾走感がいいなぁ。

    バンド系の物語の中では、とても好きな作品になりました。

  • バンドものの青春ストーリー、ちょいミステリー風味といったところ。
    とはいえ、LIVEシーンや音楽を演る人間や人間関係の描写が良くて嫌いじゃない。

    天才肌の夏美、非の打ちどころが無い描かれ方をしていたら話は別だったが
    とても人間らしく不器用で憎めない19歳の女の子のキャラクターに仕上がっているのは誉田氏らしい。
    彼女を取り巻く周りの人間たちの温かさ、ROCKだね。

  • 誉田作品の大きな2つのカテゴリ「警察モノ」と「青春モノ」のうちの後者の代表(もちろん武士道シリーズも忘れていない)

    音楽にまっすぐすぎて自分の輝きの強さに気付かず突っ走り続けた夏美と、それを持ち上げようとする周囲と、憧れの存在の消失と、、、
    普通の高校生じゃ到底経験し得ないようなアツイ夏が詰まっている。

    この時期に読めてよかった。

著者プロフィール

誉田 哲也(ほんだ てつや)
1969年、東京都生まれの小説家。学習院中・高等科を経て学習院大学経済学部経営学科卒業。卒業後にミュージシャンを目指していたが、椎名林檎の存在で断念。格闘技ライターを経て作家活動に入る。
2002年、『妖(あやかし)の華』でムー伝奇ノベル大賞優秀賞を獲得しデビュー。2003年『アクセス』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。
代表作は、映画化もされた『武士道シックスティーン』に始まる「武士道」シリーズ。姫川玲子シリーズの『ストロベリーナイト』はドラマ化・映画化された。ほか、『ジウ』シリーズ、魚住久江シリーズ『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』や、『ケモノの城』『プラージュ』などがある。

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