シンデレラ・ティース (光文社文庫 さ 24-1)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745714

感想・レビュー・書評

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  • 和菓子のアンのようなほっこり心浄化作品!

    主人公が素直で前向きで素敵。

    仕事をただこなして時間が過ぎるだけより
    人に寄り添って優しい気持ちで働いて成長していきたいなと思えますo(^-^)o

    こんなに良好な職場、ぜひ求人出して。

    そしてこの世の全ての人に歯医者は定期的に行ってほしい。
    口臭は指摘しずらいので、、、

    • 蒸れタマちゃんさん
      仕事をただこなして⋯

      とても素敵なコメントについ読んでみたくなりました。

      毎日本を読むなんて読書がお好きなんですね、私もあやかりたいです...
      仕事をただこなして⋯

      とても素敵なコメントについ読んでみたくなりました。

      毎日本を読むなんて読書がお好きなんですね、私もあやかりたいです笑笑

      読んだら感想書きますね。
      いきなり長文コメントしてしまい失礼しました。それでは♪
      2024/02/12
    • さえりさん
      蒸れタマちゃんさん・コメントありがとうございます!とても嬉しいです(^o^)!

      毎日本を読む、の内訳には、昼休みの5分間、お風呂中の10分...
      蒸れタマちゃんさん・コメントありがとうございます!とても嬉しいです(^o^)!

      毎日本を読む、の内訳には、昼休みの5分間、お風呂中の10分、な短時間すらも無理やりカウントしております( ; ; )笑

      いえいえ、楽しみにしております!ありがとうございますo(^-^)o
      2024/02/12
  • 『ホテルジューシー』の姉妹作品。順番的には『シンデレラティース』の方が先に出版されている。同じ大学に通う大学2年生のヒロちゃんと本書の主人公である咲子が、夏休みを利用し、ヒロちゃんは沖縄でリゾートバイト(→ホテルジューシー)、咲子は叔父が歯科医として務める歯科医院で受付事務として働く。訪れる患者さんたちの謎を解くちょっとしたミステリー、恋のどきどき感など、色々味わえる。歯科医院のスタッフの人たちの人の良さ、咲子の優しい両親にも癒された。また、さすが『和菓子のアン』の坂木さんで、おやつの時間に出てきたお菓子の描写がとても美味しそうだった。坂木さんの小説の登場人物は真面目で素直で一生懸命で温かいなと改めて感じ、ほっこり。

  • 『ホテル・ジューシー』のヒロちゃんの友達、サキちゃんのお話。
    歯医者が苦手なサキちゃんが歯医者の受付のバイトをすることに。

    歯医者になる人って子供の頃虫歯に悩んだ人じゃないかと勝手に思っている。
    そうじゃなければ歯医者になろうって気にならないんじゃない?と。
    その謎がこの小説で解き明かされたわけではないけど、「歯科治療恐怖症」であるとか「幻臭」であるとか、歯医者さんが戦う虫歯以外の症状を知った。

    私は小さい頃からお世話になっている歯医者さんがいて、その先生には全く頭が上がらない。
    小学生の頃のイメージが抜けないのか、いい年になっても未だに子ども扱い。
    でも出来ることなら一生その先生に診てもらいたい。長く現役でいてほしい。
    他が違うとは言わないけど、歯科というのは信頼関係がものすごく大切だと思う。
    ちょっとでも信じられない医者に口の中に手をいれられるなんて、歯を削られるなんて…!いったいなんの拷問だ!しかもお金を払うなんて…!

    この小説に出てくる歯医者さんはまさに理想の歯医者さんだ。
    優しくて腕のいい先生に診てもらえて、親身になってくれる受付のお姉さんまでいて、夢のような場所だ。本当に。
    それと同時に自分も仕事を持つ身としては、この人達の仕事への姿勢を見習わないといけないなと…。

    そんな素敵な歯医者さんでサキちゃんが出会う王子様も素敵。
    ときめきます。

  • 歯医者さんについて新しい知識がついて、また一つ世界が広がった気がして嬉しい。
    一番「ファントムvsファントム」の章が好きだった。

    歯科恐怖症の咲子が歯医者さんの受付嬢をする話。

    歯科技工士の四谷さんがなかなか掴めない感じだけどなんともかっこいい。
    フレッチャーさんのフレッチャイズム「ちゃんとお腹が減るまで食べない。好きなものを楽しくよく噛んで時間をかけて味わう。」はすごく大事だと思った。

  • 歯医者嫌いなサキちゃんが歯医者の受付で働く、ひと夏の物語。
    シンデレラ・ティース・・・受付に突然現れた男の行動は、
      ある患者の悩みが原因だった。「後は歯に聞いてみるから」 
    ファントムVS.ファントム・・・超不機嫌な患者の振る舞いに
      戸惑うクリニックの面々。「目には目を。幻には幻を」
    オランダ人のお買い物・・・雨宿りで知り合った男の目的はナンパ?
     入れ歯を注文した客も気になるサキ。そして、映画のチケット!
    遊園地のお姫様・・・二人の女性患者に戸惑うサキちゃん。だが、
     バイトであれ、関わる仕事を知ることの大切さに気付く。
    フレッチャーさんからの伝言・・・バイト終了まであと数日。
      遅刻常連の患者のこともあり、サキちゃんは決断する。
    参考文献有り。
    実はブクログ始める以前に読んだ本。
    「ホテルジューシー」&「楽園ジューシー」繋がりでの再読。
    サキちゃん、叶咲子は19歳の大学2年生。
    「ホテルジューシー」のヒロちゃんの親友で、物語の中にも
    彼女とお互いのバイト先の話が交わされています。
    サキちゃん、大嫌いな歯医者で受付のバイトすることに。
    しかも、スタッフも患者も怪しい人満載?
    いえいえ、スタッフの皆は個性たっぷりで専門知識バツグン。
    患者はそれぞれ理由を抱える故の、奇妙な言動と不可解な行動。
    サキちゃんは笑顔と丁寧な接客で対応しながら、探偵のように
    雑談の中から、その人の情報を調べ上げてゆく。
    共に考えヒントをくれるのはスタッフの皆。特に歯科技工士の
    四谷の語る解明は、サキちゃんの心に響く。
    口の中といえども虫歯だけじゃない、様々な悩みや病が
    あることが分かります。それを理解し、専門職として、
    如何に仕事を進めるかの大事さをも、教えられます。
    『小さい』サキちゃんが仕事と恋愛を経験して、少しずつ
    『大きい』ヒトに、心に成長していく姿が良かったです。

  • みなさん、歯医者さんは好きですか?
    こう聞かれて、はいと答える人のほうが少ないのは分かりきったこと。じゃあ、

    最後に歯医者さんにかかったのはいつですか?
    この質問に即座に答えられる人は治療中の人か定期検診をしてる人くらいだと思う。
    私はいつだっけ...と考えてしまうぐらい歯医者さんにはお世話になっていない。いや、なりたくないだけなのだけれど。

    夏に読んだホテル・ジューシーの姉妹本。ヒロちゃんの親友、サキこと叶咲子のひと夏が始まる。
    ヒロちゃんは沖縄で宿のバイトをするらしい。サキは近場か比較的楽な仕事を、なんて探すけれど、なかなか思うようなところは見つからず。そんな時、母に受付のバイトをしてみないかと提案をされる。やることは簡単よと言われ、とりあえず下見程度にと面接を受けることに。母の笑顔と共に渡されたメモには「品川口クリニック」の文字。着いてみるとそこは叔父が勤めている歯医者だった。
    サキは子供の頃の体験がトラウマとなり、重度の歯科治療恐怖症。 叔父の顔に泥を塗るわけにもいかず、渋々働くことに。
    受付の先輩や歯科医師、歯科衛生士、ちょっと珍しい院内歯科技工士と共に、癖のある患者と真剣に向き合うサキ。
    歯痛はもちろん、口臭だったり歯並びや歯軋りなどの悩みを解決していくプロたちがかっこいい。口元にちょっと自信がないだけで人の近くに寄れなかったり笑顔になれなかったりするもんね。その悩みさえ恥ずかしくて歯医者さんに行くのも言うのも躊躇うし、悪循環。
    歯医者さんが怖いこと、痛いのが怖いことを伝えてみるのもいいかもしれない。きっとプロたちは何かしらの配慮や策を考えてくれる。
    口はコミュニケーションの一部を担うもの、大事にしよう。この本で歯医者さんのイメージが変わった。行かないと...

    サキが夏風邪を引いたあたりからの四谷さんにきゅんとさせられる場面が増えていく。不器用で無愛想、でも自分の仕事にしっかり誇りを持っていて真っ直ぐな人。ちなみに私は、サキがナンパ男に泣いたときの四谷さんがお気に入り。非常に良い。

    ホテルジューシーで働くヒロちゃんとの掛け合いも懐かしみながら楽しめた。

  • 歯科医の中で繰り広げられるアレコレをチラ見えできて楽しそうと思い手に取りました。
    坂木さんの本の主人公て色々あっても基本的に賢くて要領がよくて自然に職場に馴染んでいくのですがこの主人公も例に漏れずでした。賢くて、優しい。
    四谷さんのキャラはほんとにかっこよくて、手先が器用と、指が綺麗というのは私にとってもツボでして好きになってしまいそうでした。朴訥としたキャラなのに、イキイキと謎解きなんかしかけちゃって
    好意がわかりやすくて可愛いったらないです。
    サキが落ち込んだ時に勉強にはしるというのは効率良くてわたしも見習いたいなと刺激を受けました。

  • いつもながら(といってもまだ坂木司さん4冊目なのですが)、お仕事小説と日常の謎の掛け合わせ方が本当にお上手です。今回の舞台は歯医者さん。虫歯のできない性質なのでコロナ以来すっかり受診をサボっている縁の薄いジャンルですが、なるほどあそこのカウンターの裏はこんな世界なのかも、と想像するとちょっと楽しいです。

    それぞれのキャラクターがよく立っていて、分かり易くもあり、若干物足りなくもあり。恋模様はちょっとピンときませんでしたが、四谷さんに影響されてサキが探偵役に足を踏み入れていく展開は、なんとも微笑ましかったです。

  • この作者さんの物語を読むと、どんな職業の人に対しても尊敬の念を抱きます。丁寧に取材されているんでしょうね。
    ナンパ男以外は悪い人も出てこなくて、クリニックのスタッフたちの個性の描き分けも豊かで、淡い恋模様に少しキュンとして、仕事する上での大切なこともたくさん込められていて、楽しく読めました。
    そして、いつもながら食べ物がおいしそう。贈答品処分ランチ、休憩時間の高級菓子、デート時の和風やアジアンカフェのメニューの描写もまた魅力。

  • 自分の周りの人達って、基本 感じ良くて、態度悪いのは、その人が少し不安定だったりするんだろうなぁ。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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