学ばない探偵たちの学園: 長編推理小説 (光文社文庫 ひ 12-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745899

感想・レビュー・書評

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  • 八橋先輩と多摩川先輩の会話が
    楽しかった。
    多摩川先輩の探偵宣言の文章が一休和尚だったり
    太宰治だったりと意外に渋いなと思った、
    なんか言ってることはナルシストかな?と
    思うような内容なのに。
    八橋先輩のなんかオラオラ感がある関西口調なのに
    言ってることは凄く冷静で、
    多摩川先輩の暴走を拳で止めたりと、
    先輩たちのギャップが凄いなと思った。
    あと、顧問の石崎先生の特性珈琲、
    理科実験道具を使った珈琲の入れ方、
    なんだか楽しそうだし面白いなと思った。
    私もこんな先輩とこんな顧問と一緒に
    部活動を行いたいなと思った。

    意外な展開だった。
    最初に発見された殺人遺体は、
    初めに殺されたんじゃなくて口封じのため。
    最後に発見された殺人遺体は、
    最初に殺された遺体。
    しかも、犯行の動機は痴情のもつれ。
    普通、先生と生徒が深い関係になるのかな?
    というか、不倫相手に今人気のアイドルの生徒に
    するのかな?なんか、クズ男だなと思った。
    妻子がいるのに。

  • 馬鹿馬鹿しくて、退屈しのぎに最適!

  • 主人公のツッコミ具合がとってもおもしろかった。
    いろんな意味でツッコミ満載な話で、読んでるこっちもツッコミたくなる!
    顧問の登場シーンに、電車の中なのも忘れて本気で笑ってしまったのは内緒です。
    ミステリとしてもよかったけれど、やっぱりキャラが立ちすぎではないでしょうか。
    まぁ、そこがおもしろいけどね!!

  • 犯人の手ががりを見つけた人が次々と殺されて行くのが怖かった。でも、面白く、すらすらと読めた。

  • 私立鯉ケ窪学園に転校した赤坂通は、文芸部に入るつもりが、何故か探偵部に入部してしまう。部長の多摩川と部員・八橋とともに部活動に励むなか、学園で密室殺人事件が発生!被害者は、アイドルを盗撮しようとしたカメラマン。妙な名前の刑事コンビや、個性派揃いの教師たちが事件をかき回すなか、芸能クラスのアイドルも失踪!学園が誇る探偵部の推理は。

著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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