第四の射手 (光文社文庫 な 22-9)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746155

感想・レビュー・書評

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  • スナイパー品評、博覧会…

  • 日本を舞台にした狙撃もの。アメリカで幼い頃から殺人マシーンになるべく精神改造された日本人が、何故か日本で同様の殺人兵器と化した日本人と相見えるという設定からしてヘンテコな作品。これほどガンコントロールされた国家で狙撃銃がSATなどの対テロの警察組織か、自衛隊以外には、ほぼ存在せず、あってもレミントンなどの狩猟用で長距離狙撃が可能なのかさえ不明である。何れにしても、厳しい管理下にあり、狙撃銃が事件になるケースは実感しにくいことが小説という虚構のなかでも違和感を感じさせる一因なのかもしれない。

  • このシリーズの中では、結構好きかなという感じですが、何にせよマニアック。手にとって、無理って感じの人は、読まない方が良いです。ただ、今作では、違った個性的な人間が、スナイパーという共通項を持ちつつも、それぞれ戦っていく過程が良かったかなと思います。

  • 来日中のアフリカ某国首相を狙った自爆テロが発生!公安警察特殊部隊・仁王頭勇斗らの警護により難を逃れたVIPだったが、さらなる刺客が。標的を狙うアンナ、阻止せんとするダンテと黒木。狙撃手同士の因縁めいた対決が再び展開される。緊張が極限にまで昂まるなか、一発の銃弾が「謎の射手」によって放たれる―。死地を生き抜く“強者ども”を描いた長編ハードサスペンス というのがアマゾンに出ていたあらすじ。二千メートルの距離をものともせず、一発で仕留めるとは何ともすごい銃、すごい腕前です。

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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