寝台特急殺人事件: 長編推理小説 (光文社文庫 に 1-107 ミリオンセラー・シリーズ)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746568

感想・レビュー・書評

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  • 人気の寝台特急はやぶさを取材しに行った青木は、いくつもの不可解なできごとを経験する。
    多摩川の死体は、1号車で出会った女性なのか?

    十津川警部シリーズ。

    今はなきブルートレインが人気だったころの話で、時代を感じる。

    時刻表だったり、寝台特急の構造だったり。
    トラベルミステリを得意とする作家らしい作品。

    時代ゆえの捜査の甘さがあるものの、テンポがよく、さくさく読める作品。

  • 西村京太郎さんの鉄道ミステリー第1弾で、
    これが大ヒットし、今も延々と日本中の列車を舞台としたトラベルミステリーが続いているという、この作品を、是非読んでみたいと思いました。

    懐かしのブルートレイン
    同時大人気だった寝台特急の時代を感じました。
    1号車の個室寝台を全て使ったトリックが、とても大がかりで豪快だなぁと感じ、次々に判明していく真相が、面白かったです。

  • 西村京太郎の代名詞であるトラベルミステリの第1作。

    テンポよい筋運びで進み最後は手記を週刊誌に売り己の正当性を主張していた犯人の本性を喝破したが件の週刊誌が何者かに買い占められるという結末にある種の闇を感じられた。

  • 小学3年の時に初めて読み、西村京太郎にハマった原因となった一冊。私にとっての小説の原点となった一冊を改めて今読んでみた。小学3年には意味がわからないだろうが、雰囲気で悟っていたはずの文章がいくつもあり、懐かしかった。
    今読んでも洗練された、キレのある小説だった。

  • わたしにとって初めての西村京太郎作品。鉄道ミステリ第1作で代表作のひとつといわれているが、物足りなかったというのが正直な感想。旅情が感じられる題名とは裏腹に、駅名が羅列されるだけで具体的な風景描写はなく、行ったことのない人にはさっぱり様子がわからない。謎に関しても出だしこそ期待をいだかせるものの、しだいに散漫な印象になって、すっきり解決しないまま終了してしまう。

  • 友達に西村京太郎が好きな人がいたので
    自分も読んでみましたが、
    割と読みやすくて面白かったです。
    いっぱいシリーズが出てるだけありますな。
    結構荒唐無稽なトリックが多かったですが、
    トラベルミステリーっていうのは
    こういうもんなんですかね?

  • うーん!寝台特急に乗りたくなる。

  • 私が西村京太郎さんを好きになったきっかけの本です。私はそれまで推理小説?は好きでは無かったのですが、これをきっかけに好きになりました。時代背景とかも現代と違って興味深いですし、何より早く知りたい!と思って引き込まれてしまいます。寝台列車復活してほしいなあー

  • トラベルミステリーの第一作目という事で読んでみたが、結構面白かった。寝台特急は乗った事がないので、今はもう乗れないのが残念。

  • 寝台特急「はやぶさ」に乗った週刊誌記者の青木は薄茶のコートの美女に出会う。青木に降りかかる事件。そして、翌日多摩川に薄茶のコートの女の溺死体が発見される。十津川警部をはじめ亀井刑事たちが寝台特急のアリバイに挑む。ストーリー展開が早く、文章も読みやすかったです。寝台特急の走る情景が描かれて ブルートレインに乗りたくなります。
    2023年8月15日読了。

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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