ソウルケイジ (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 665
  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746681

感想・レビュー・書評

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  • 姫川に敵対する 日下。
    しかし、日下にも 苦い経験があり、
    ガンテツに かなり いじめられたことがあった。
    そのことで 姫川の 捜査方法や推定に対して
    予測や余談を排することを伝えたがっている。
    姫川に言わずに 菊田に言うのが なんとも言えない。

    姫川が 積極的に 菊田にキスをするとは大胆な。
    菊田の ウブさ。そして 井岡の ひょうきんさ。

    高岡賢一=内藤和敏のもつ 執念。
    戸部真樹夫の どうしようもない 習性。
    これによって、どれだけの人が傷ついたのか。
    保険金殺人の手口。
    三島耕介の純真さ。親への想いとおやっさんへの想い。
    そして、恋をして 真実に近づく。
    実に、つらくて悲しい物語。

    科学的な捜査をいかに欺くのか
    それを 貫くことで、事実を見せない。
    どんでん返しが 巧みだね。DNA鑑定さえ欺く。

    姫川が 姫川らしさを 見せるのは、
    中川美智子への思いやりかな。

  • 姫川玲子シリーズ第2作目。保険金殺人を犯す戸部マキオを殺してしまった高岡が、自分の子供のような存在の三島耕助を助けるために自分の手首まで切り落として殺害されたことを偽装するという事件。父性、それがここまでの行動をさせるのだろうか。描写がエグくて途中気持ちわるなくなってしまう部分もあるが、読み切れた。つまり面白い。

  • シリーズ2作目。
    前作に比べると痛い描写が少なかったので読みやすかった。でも、やはり痛い描写はあり、眉間にシワが。。事件の経緯・顛末はなんともやりきれないもので、ひたすら切ない。
    姫川と日下のやり取りに和んだ。正反対なタイプだけど、いいコンビ。

  • 刑事物のミステリーやトリックのみならず、著者である誉田のテーマ、そしてヒロイン姫川玲子の過去から背負ってきたものなど、奥深いものを感じさせる。非常に複雑で情報量の多い捜査関係の記述が多いにも関わらず、テンポのよい文章と若干くだけたユーモアが入り交じり、読んでいる者を疲れさせない工夫がある。前作「ストロベリーナイト」も読んでみたくなった。

  • 姫川シリーズの2作目「ソウルケイジ」です。

    この初めにいきなりエグイのは、共通なのでしょうか?

     でも今作、グロテクスな事件とは関係なく人間臭さと言うか、あくまでも「人物」が主軸にある。
     前作「ストロベリーナイト」の、狂気のような恐ろしさはありません。犯罪に関わりながらも、重しを背負って自分以外の誰かのために生きる。そんな感じ。
     ようやく、姫川が毛嫌いしている日下氏も登場します。これも良い感じです。

    タイトルの「ソウルケイジ」が、スティングのアルバム名から来ているとは、、、小説読んで、それが連想出来た人はいるのだろうか?

    こんな感じのストーリーも面白い。私的には、前作より、こっちが好みです。

  • 「ストロベリーナイト」より、こちらのほうが面白かった。このシリーズは地道な捜査で解決に向かうストーリーで、特段、途中で捜査が撹乱されたり、新たな殺人、敵が現れたりするわけではなく、淡々と真実を詰めていく。地味と言えば地味だが、そこを姫川主任の恋模様でフォローしている。

  •  最初にドラマを見て、面白い!! と思ったので、本を読んでみたのだけれど、面白い……面白いけれど、個人的にはドラマのキャラ設定の方が好きかなあ……と思ってしまいます。
     というか、これ、逆に原作からドラマを見なくてよかったと、本気で思います。
     菊田がまったく別人じゃないですか!?
     私は俳優の西島秀俊さんが好きなので、ドラマのキャラクタがすごく好きなので、そうでなくて、もっと無骨な菊田のキャラクタにはものすごく違和感を覚える……。
     いや、悪いわけではないんですけどね。
     ただ、違和感です。
     一番、この物語の中で変わっているのは菊田じゃないかと思うんですよね。

     というわけで、ドラマからにしろ、小説からにしろ、ちょっと齟齬があると思うので、どっちも掛け持ちしたい! と思う人は心して読んでください。
     そうでなければ、充分に楽しめるかと思います。

  • 私の姫川シリーズの2つ目として読んだ。相変わらずぐいぐいと引き込まれるストーリー。事件の本筋とその脇にある姫川と菊田の進展の遅い恋の行方。終盤近くの姫川のひらめきから畳みかけるように話が進んでいくのは読んでいて楽しかった。また、別の姫川玲子シリーズを読んでみたいと思った。

  • 著者の作品は初めて読んだのだが、とても好きな作風だった。本当はグロ描写は得意ではないのだが、それを耐えてでも読み進めたいと思わせる魅力のある作品だった。結末は結構切ない。

  • 父性愛を感じた。
    高岡にもっとずる賢さがあれば、と思った。
    泣ける。

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著者プロフィール

誉田 哲也(ほんだ てつや)
1969年、東京都生まれの小説家。学習院中・高等科を経て学習院大学経済学部経営学科卒業。卒業後にミュージシャンを目指していたが、椎名林檎の存在で断念。格闘技ライターを経て作家活動に入る。
2002年、『妖(あやかし)の華』でムー伝奇ノベル大賞優秀賞を獲得しデビュー。2003年『アクセス』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。
代表作は、映画化もされた『武士道シックスティーン』に始まる「武士道」シリーズ。姫川玲子シリーズの『ストロベリーナイト』はドラマ化・映画化された。ほか、『ジウ』シリーズ、魚住久江シリーズ『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』や、『ケモノの城』『プラージュ』などがある。

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