絶望ブランコ (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 143
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746803

感想・レビュー・書評

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  • 書きたかったから書いた、という感じ。

  • あー、正しくヤマ無しオチ無し意味無しな作品だな。何だこりゃ。文学作品というならこういう構成とラストも有りだろうけど、文学では有りえないからなぁ。エンタメにもなり損ねているけど。(←単に面白くないからね)
    サーカス出身の盲目の娼婦の姉と連続殺人鬼の弟(双方極めて美形)という奇想天外とも言える設定でこれだけつまんねえって逆に凄いね。
    異父姉弟であるふたりの間に妙な感情が漂っていてというベタベタな設定はまぁいいんだけど、結末の意外性の無さに愕然。そして、愛もエロも感じられないのに驚愕。
    元々大石圭に多くを求めてはないんだけど、話は面白くないわエロもグロもないわじゃ、得られるものが何もないだろうよ。残るのはいつもの細部の不自然さに対する苛立ちだけだ。今回は比較的マシではあったが、家庭の夕食メニューの異常な豪華さと品数の多さは相変わらずだなぁ。前よりメニューが洗練されているのは作者がいいもん食うようになったからかな(笑) 
    あと今回若い女性のファッションにかなり触れているのだが、それは不自然ながらも、ああ、結構勉強したのね、もしくはアドバイザーがいるのねと思わされる程度にはなってるんだけど、「タンクトップ」が頻出するとこがちょっと…苦笑って感じでした。しかも、「木綿のタンクトップ」って。さらに同じようなのをたくさん持ってるって。すまんが、私は所有したこともないし、見たこともないぞ。あと、麻のワンピが頻出するとこも微妙。昔は夏と言えば麻だったかもしれんがのぅ…。
    あ、盲導犬だけの描写だけはちょっとよかった。犬すきなのかな。かわいかった^^

  • いろんな大石圭作品を読んできてるけど
    これはあまり読み応えを感じませんでした。
    終わり方もあっけないというか
    好きな感じではないです。
    設定が設定なのでなかなか
    入り込める感じでもないですね。
    なんか読み終わってスッキリしない感じ
    だけが残りました。

  • 2010年読了。

  • 自分の意志で行く先を決めようとせず、目の前にぶら下がったわずかな利害に惑わされ、善悪の判断も曖昧に生きていた。人生に明確な目標を持つこともなく、さしたる努力もせず、誰かに言われるがまま、ただ浮草のように、その日、その日を暮らしていた。

  • 日の高いうちに読み出して、一章読んだところで、「これは22時以降に読むべき話だ」と判断。
    で、一気に読了。

    空中ブランコのようにサーカスの回想と現在の時間軸が行き来しながら話が進む。
    あらゆる想定をしても、不幸な結末しか思いつかない姉弟の、もっとも幸福な場面で物語が終わったことに感心した。
    希望がなければ絶望は存在し得ないことを思うと、その描かれない絶望の深さに震えが来る。
    ちょっと「…」と感嘆詞が鼻につく文章だったけど、興奮度は高い。

  • エッチなシーンは多いです。
    完全に隔離された価値観のストーリーです。
    でもそれに惹き込まれてしまうので、大石圭作品は好きです。

  • サーカスで空中ブランコ乗りとして活躍する両親。
    キラキラした世界の中で、父親が違えども仲良く生きてきた姉弟。
    だが、母が事故に遭ったことで…家族はバラバラになってしまう。
    仕事が続かない父と暮らし苦労する弟。
    冷たい母に虐待され、視力を失い、結婚相手にも暴力をふるわれ捨てられた姉。
    姉弟が一緒に暮らし始め、そこには穏やかな幸せがあるように思えたが・・・。


    過去の場面が出てくる度、今現在姉弟二人がどれだけ幸せなのか、どれだけ今の生活を大事にしているのかが痛いほど伝わってきます。
    お互いがお互いを深く思い合ってるのが、至るところに垣間見えて…だからこそ隠しごとをしている辛さも。

    優しさと悲しさが溢れてる話でした。

  • 盲目の娼婦であるお姉ちゃんと
    (雇われ)連続殺人犯の弟の話。


    設定はすごく面白い。
    現にふらっと入った本屋で帯買いしたくらいだし。

    ただ、近親相姦のくだりは本当に必要あったのかな?

    えらく生々しい描写の割には、ラストに生かされてない気が…
    別に無くても支障なかったよね?的な。
    いや、もしかしたらここを書きたかったのかもしれないけど
    優しくも残酷な究極の愛の物語ではない。
    そもそも「愛」なのか?と小一時間。


    んー。

  • 読み終わりがすっきりしない。私の想像力が足りないからだろうか。そもそもサーカスにそこまでの魅力を感じないからか、登場人物にそこまで入り込めなかった。しかし、切なく悲しい気持ちには心を動かされた。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。法政大学文学部卒。93年「履き忘れたもう片方の靴」で第30回文藝賞佳作を受賞してデビュー。著書に『アンダー・ユア・ベッド』『湘南人肉医』『檻の中の少女』『甘い鞭』など多数。

「2018年 『モニター越しの飼育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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