奇想と微笑―太宰治傑作選 (光文社文庫)

著者 :
制作 : 森見 登美彦 
  • 光文社
3.70
  • (45)
  • (88)
  • (77)
  • (10)
  • (5)
本棚登録 : 1216
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746926

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 太宰治は内省的で暗い部分・・僕が思うにグダグダな部分が一般には好まれていると思う。森見登美彦さん の編による太宰治は、ちょっと茶化したような内容・・・ちょうど森見登美彦さんの作風とも似ている・・・の物を集めたもの。なかなか面白いものもある。でもやはり太宰治・・くどい。僕は正直、太宰治は全然好きではないが何編も面白いと思える作品があった。

  • なかなか暗いイメージのある太宰治の作品から、「ヘンテコであること」「愉快であること」を主眼として森見氏が選んだ、まさに傑作選。
    人間失格とメロスだけでは語れない太宰治の魅力。
    だいたい日常、でもちょっぴりファンタジック。で少しかあいらしい。

    文学云々とか構成云々とか別とした個人的嗜好でいうと、
    「ロマネスク」や「黄村先生言行録」なんかはただただ面白かった。
    「カチカチ山」「女の決闘」はまた違った意味でオモチロイ。
    今改めて読むメロスはなんだかギャグマンガのように思えてきてそれもまたオモチロイ。

    本は楽しく在るべき、という個人的観念からすると実に理想的な選集。

  • 太宰治の暗い面が苦手という編者によるアンソロジー.編者は有名な作家らしいが私はしらなかった.この本におさめられている作品は太宰治の一面にすぎないとは思うが,最良の一面である.その意味でも傑作選とよぶにふさわしい.太宰治が初めてという人にはもちろん,ディープなファンでもこのセレクションには新しい発見がある.

  • 畜犬談が好きです。

  • 失敗園と畜犬談と親友交歓が好き。かなり短い話とかも入ってるから読みやすいと思う。

  • 太宰治はあまり得意ではないのですが森見タッチで編集されてすごく読みやすいと思う。

  • これはいけない。最後の「走れメロス」を読んでるそばから、脳裏に「新釈 走れメロス」が浮かんでくる。。

  • 未読。

  • 選者・筆者両氏に興味を持って購入。非常に面白かった。特に、擬人化作品が気に入った。『失敗園』の野菜たちの可愛さに始めからやられてしまった。
    オモチロイ太宰を堪能できる一冊である。森見ファンにとっては編集後記がまた楽しい。

  • '10.8.24読破

全83件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太宰治の作品

ツイートする