狼花―新宿鮫〈9〉 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 709
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747084

作品紹介・あらすじ

大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し、盗品を専門に売買する「泥棒市場」の存在を突き止める。この組織の背後には鮫島の宿敵、仙田がいた。一方、鮫島と同期でキャリアの香田は新設の組織犯罪対策部の理事官へ異動。香田は外国人組織の撲滅のため暴力団と手を組むことを画策していた。シリーズ最大の問題作。

感想・レビュー・書評

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  • 「新宿鮫シリーズ」やっぱり面白い。
    9作目にしていまだぶれない面白さ。凄い。

    特に今作は数作にわたって登場してきた、あの「香田警視正」と「ロベルト仙田」との決着も、とうとうついてしまった。
    のに、次作もまた楽しみに思えるからほんとに凄い。

    ただ、一点のみ不満が・・・。
    最近、「晶」の出番が少なすぎるなぁ・・・と。
    今回は特に少なくて・・・。
    残念だなぁ~と思ったりして(笑)

  • 【読間】
    約半分。
    仙田は………いわゆる“死亡フラグ立ってます”というヤツかな?

    新宿鮫シリーズも、かなりのんびりと読んできたつもりだが、いつの間にか、文庫化されてる分では最新刊まできてしまった。
    ちと寂しい(笑)。

    味わって読もう。
    2012.11.12.書。


    【読了】
    味わって………とか言いながら、後半はほぼ一気読み(笑)。

    シリーズ1~2を争う緊迫感と疾走感に、シビレた。

    シリーズ通しての重要人物が、ひとり旅立ち、ひとり舞台を降りることになった。そして新たな“敵”の予感………。

    次作では“あの人”も去るという噂も耳にしている。物語は佳境にさしかかっているのか??

    次作が文庫化されるまで、待ちきれるかどうか………(笑)。

    ★4つ、⑨ポイント。
    2012.11.13.了。

  • 長くてダレる

  • 前半はやや冗長なところもあるが、後半、特にクライマックスに向かってぐいぐいと読ませるところは、さすがに「新宿鮫」シリーズだと実感させられる。
    前作『風化水脈』がドライブ感に欠けていただけに、「新宿鮫らしさ」が戻ってきたのは喜ばしい。

  • やはり面白い!
    アンダーグラウンドな世界…
    読み出したら止まらない…

  • 生々しくそれが魅力

  • 毒をもって毒を制する。

    毒は毒である。

  • 新宿鮫の疾走感相変わらず最高です。

  • 新宿鮫でも 一番 スリリング。
    鮫島の警察官としての立ち場がくっきりとして、
    香田の戦略的な立ち場からの
    外国人犯罪をなくそうとするのを
    阻もうとする。
    まさに、警察の良心にかけての闘い。

    新宿は 犯罪の巣窟 のように思える。
    ヤクザの跋扈する 時代は すぎて
    外国人犯罪が 組織的に行なわれる。
    中国人だけでなく ナイジェリア人の犯罪。
    まさに 多彩な人種による 犯罪の 巣窟としても新宿。
    盗品を扱う マーケットが存在する。
    無防備であるがゆえに 犯罪が横行する。

    犯罪が組織的になると言うことは、
    犯罪のマネージメント力が 問われるようになる。
    そして、それぞれの 役割分担から
    プロフェッショナルが 生まれることになる。

    まさに 犯罪自体も 進化していくのである。

    その 犯罪を 防ぐためには 
    さらに組織的な抑制機関としての警察機能がいる。

    組織と個人 というテーマが 覆い被さっていく。
    深見と言うオトコの持つ 物悲しさ。
    警察官、そして、公安。さらに サクラとなり、
    日本と言う国を捨てたオトコ。
    デラシネでありながら、花を育てる。
    眺めるだけで、時間が過ぎていく。
    過去にとらわれ 一歩 オトコとして前にすすめない。
    そして 明蘭の 自立しようとする 強い意志。
    プロフェッショナルになろうとする。
    懸命に努力する姿勢は 悪の河も渡りきる。
    毛利というヤクザなりの オンナへの接し方と愛し方。
    『守ってやる』と言い切る。

    実に長い本であったが 読ませるね。 
    鮫島、香田、仙田(深見、間野)、毛利(石崎)、そして 明蘭(古尾明子)。
    それぞれのキャラが しっかりと浮き立つ。

  • このミスベスト10、2007年版4位。ご存知、新宿鮫シリーズ第9作。新宿鮫シリーズは、このミスベスト10でも4、5冊選ばれてるし、安定して面白く、大沢在昌の中でも一番良いシリーズと思う。特に、この本は、アクションの分量や、恋人とのやり取りの分量が少なめで、純粋に先の読めない物語の展開が面白くシリーズの中でも1,2を争う傑作だと思う。ただ、警官以外の登場人物はそれぞれ複数の名前(偽名)を持っていて、場面によっていろんな名前で呼ばれるの若干ややこしいのと、前半部分は少し退屈なとこがあるのでちょっとしんどいかも。ただ、後半はどんどん盛り上がって行くし、やっぱ小説は後半の盛り上がりが重要だなと思うのであります。

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プロフィール

1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学中退。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞および第44回日本推理作家協会賞、94年『無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、10年第14回日本ミステリー文学大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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