狼花: 新宿鮫9 (光文社文庫 お 21-15)

著者 :
  • 光文社
3.89
  • (53)
  • (110)
  • (55)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 845
感想 : 59
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747084

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久々に読んだ新宿鮫シリーズ。このシリーズを読むと鮫島役に真田広之さんを思い浮かべてしまいます。いまだに。

  • 主人に薦められて読んだ小説。
    新宿鮫シリーズは、遥か昔に読んだことがあるのですが、
    今回の狼花は、非常に話が複雑で(?)私だけかもですが・・・。
    何回も同じ行を読まないと理解が出来ないという・・・。
    スリルは凄くあります。
    中国人「明蘭」頭はいいはずなのに、男に翻弄されてしまい
    本来の自分を見失ってしまう・・・。
    私としては、最初の気持ちを忘れず深見さん一筋の明蘭でいて
    欲しかった。
    女性は、やっぱり優しく見守ってくれる男性より
    少し荒っぽい男性が好きという事なのでしょうか・・・。
    路線がずれてしまいましたが、最後までハラハラ・ドキドキ
    させられる作品でした。
    過去の新宿鮫シリーズを読み返そうかなと考え中です。

  • 新宿鮫の未読本が図書館にあったので借りて読みました。
    相変わらず面白い。そして、宿敵との闘いについに終止符!
    もう2010年の時点で40代に入っているはずなので、中々新宿鮫の設定も難しくなってきたかな?

  • 内容
    巨大な闇市場を取り仕切るのは、鮫島の宿敵。
    どん底から這い上がろうとする不法滞在の女。
    危険な取引で職務を全うしようと考えるエリート警察官僚。
    そして孤高の刑事・鮫島にある「決断」が迫られる。


    感想
    あの宿敵との闘いについに終止符!
    新宿鮫、安心して読める一冊ですね。

    オモシロ度
    シリーズ通して読まないとね(^^;)

  • シリーズ当初とは大きく様変わりした新宿を、鮫はいかに泳ぎ喰らうのか。

    非常に充実した内容で堪能しきり。前作とは違う感触でいいですね。今回の鮫はおそらく犯罪に「負け」てしまっているし、喰らいつく対象にも迷いが生じてるように感じる。次回作が楽しみ也。

  • 新宿鮫シリーズの9作目です。
    今回は、宿敵のライバル仙田との死闘が綴られています。

    私は、このシリーズが大好きです。
    なぜなら、主人公鮫島の生き様に強く共感するからです。
    信念を曲げないことのリスクをしっかり認識し
    その上で、自分の道を突き進む彼の姿はカッコイイ

    警察の内部が、この小説通りになっているかどうかは分かりません
    ただし、組織に属するということが時に足枷になる
    ということは事実でしょう。
    その中で、上手く立ち回って行くことを主とするか
    非難を浴びながらも、自分の信念を貫き通すか…

    考えさせられる一冊です。

  • ここここ香田さーんっ!
    香田さんが大好きすぎて切なすぎて、もうどうしようかと思ったお話です。仙田とかどうでも良いんです、香田さんお願い幸せになって、おい鮫香田さんをいじめるんじゃないよ! ってな気分でした。

    真面目に感想言いますと、香田さんはもちろん、仙田さんも、石崎もすごく魅力的で、心情的には鮫の敵ばっかり応援していました。鮫が頑張ってるのを見ながら、「逃げてー! 仙田さん逃げてー!」な気持ちでいっぱいでした。

    ここ数巻は、ラストが肩透かし食らう感じが減ったので、読後感はマシになったかな、と思います。ああ、でも切ない……。

  • 面白かった。いよいよ仙田の姿があらわに。警察官僚大組織のキャリアとノンキャリアの立場の視点からの記載が。暴力団と警察キャリアの結びつけはやや強引とは思えるがフィクションなのだからこのくらいあった方が良いのかな。少々結末があっさりしているが一気に読める。このシリーズ既に9冊目だが。まだ9冊目と書きたい。次も楽しみ。

  • 終わりがちょっと・・・残念!

  • 【図書館より借出】

全59件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大沢在昌の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×