- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334747121
感想・レビュー・書評
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ハルビン・カフェ、裸者と裸者、愚者と愚者を経て、
かなり好きな作家のひとり。
お亡くなりになったのが本当に残念。
この作家の本に登場する女の子たちが
かっこよすぎて、この本の登場人物「ゆう」も
絶対にみんな好きになると思う。
ゆうのキャラクターだけで、無条件に星5つつけよう、
と思いながら読んでいたんだけど、
最後の最後で、話がよくわかんなくなっちゃって…。
多くの人にお薦めできないけど、でも読んでほしい本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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ディベロッパー= 大規模に宅地造成を行う企業体。宅地開発業者。都市開発業者。
世界と自分自身の根拠について
すでに起きてしまったことに気づく。そのくり返しが人生
ドリーミング•オブ•ホーム&マザー=旅愁アメリカ民謡 -
久しぶりの内海文三の本を読んだ。
というか亡くなっているのだから
新しい物が出るわけないのでしょうがない。
冷静に普通のことのように主人公を殺してくれるのが流石だ。
死が特別なものでなくドラマのようにかっこよく
ゆっくり死ぬことなんかないことを
マザマザと突きつけてくれる。
内海文三の書く女性、特に年上の女性はなぜにここまで
魅力的なのだろうか?現実にいたらやはり自分も
コロリとやられてしまうだろう。
しかし、自分の好きな作家が亡くなることが続いているのは
自分も年をとったといことだろうか・・・。 -
書きこみすぎない、厳選された言葉で綴られる端的な文章とスタイリッシュな会話という組み合わせは筆者の得意とするところ。プラス、「僕の愛したゴウスト」に通じる、日常と隣り合わせのファンタジーを描いた一作。ポール・オースターを想起させる作風。
勇敢で快活な美しい幼なじみと新進気鋭の憧れの女流作家と、三歩下がって振り回されながら付いていくタイプの気の優しい編集者。
三人の関係性に少しずつずれていくきっかけは、作家の愛犬だった・・・。
ほかの作品をどんどん読みたくなる作家なのに、もう他界しているのが惜しまれます。合掌。 -
打海文三の"そのもの"の世界。ほどほどの重量感と独特の文体。やっぱり好きだなあ、うん、自分にとってとてもしっくりくる作家さん。
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(2010)
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前半は著者特有の切れのいい文体とキャラクターの魅力でよかったが、後半は評価が難しい。。