しずく (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 2088
レビュー : 221
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747220

感想・レビュー・書評

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  • 西加奈子さんは人に対する視線が鋭く優しい。

    こういう感情の揺れとか不安ってあるよね、と普段のぼんやりとした感情をズバッと言葉で表現する。
    切なさを感じたり、自分の中で調整しながら生きている部分を読み手に認識させて、受け止めさせる。

    淡々と、読み手の想像力に委ねる文章が詰まった短編でさらりと読める。
    最後に収められた「シャワーキャップ」のおかげで、読後感は、みんないろいろあるけど、人間って強いし、希望が見いだせると感じることができた。

  • 西さんの女の人の表現の仕方がすき。

  • なぜか木蓮の話が頭に残る。どうでもよくなって恋人の娘と接し始めたときさっぱりした気持ちになった。恋人を失いたくないがために自分を偽る主人公。ケンタッキー食うぞー!と思い、あの喋り方寒いわーて言ってる主人公の方が何倍も素敵だ。誰かのために自分を偽ることほどバカらしいことはない。そしてマリにとって主人公は特別な人物になるであろう。

    (評価不能)

  • 比喩の表現が独特でコミカル。だけどとてもわかりやすくて、計算されていると感じました。さまざまな形の友情を表す、とても読みやすくて、素敵な本です。

  • 西加奈子は独特だな。
    最後の『シャワーキャップ』が自分にとってタイムリーで、電車で泣きそうになった。

  • 西加奈子さん、2冊目です。
    前のが苦手だったから、結構構えて読んだけど、面白かった。
    ラスト2話、「しずく」と「シャワーキャップ」が、ほっこり優しくてあたたかくて切なくて、好きでした。

  • いろんな女の友情のお話。穏やかだったり、笑えたり、痛かったり、優しく芯をついてきたり。西加奈子好きだー。

  • 女性のドロドロしたところはあんまりわからなかったけれど、女性のもやもやした感じとか、拗らせた感じとかはとても共感できた。
    西加奈子やはり好き。

  • 短篇集:「ランドセル」「灰皿」「木蓮」「影」「しずく」「シャワーキャップ」
    読みかけのまま、数年間放置されていたのを発見。改めて読んだら、すごくハマった。
    どの物語も、ありふれた日常に、良くありがちなことだけれど、自分が見えてないふりをしてた感情や、言おうと思ったけど言えなかったことを、言葉としてちゃんとすくい上げている感じがする。解説の中で、せきしろ氏が西加奈子は素直なのである、と書いていて、すごく納得した。

  • テレビで西加奈子さんを拝見したので読んでみました。
    短編集にがっかりしながら、前よりも西さんの本がすきになった。

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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