ラブ@メール (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 24
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747275

作品紹介・あらすじ

七夕の日、突然、世界中のカップルがバタバタと死に始めた。お互いを貪るように求め合った後に悶死するのだ。さらに、相手がいない者は、狂わんばかりに「愛」を求めて街を彷徨う。その姿は、ゾンビのようだった。伝染病?それとも細菌テロ?"発症"を免れた裕也と妊婦の唯は、自衛隊員の大熊と出会い、驚くべき事実を知る-。新鋭が放つ、異形なる愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 七夕の日に突然カップルがバタバタと倒れ,街には「愛」を求めてゾンビのように這いまわる人が溢れ始めた。
    個人的に激推しなホラー作家,黒史郎のバイオホラー作品。
    基本的には「君ゾンビ映画とか好きでしょ」という身も蓋もない本文にあるようなゾンビ作品で,その他の設定もありがちなんだが,「愛すると死ぬ」というコンセプトがセンスにあふれている。
    今後も期待。

  • 「異形の愛」を描いたホラー。ある意味ゾンビホラー。「愛が世界を救う」テーマのホラーはわりとあるけれど、「愛が世界を滅ぼす」ってのは珍しいです。でも「愛≠狂気」論を支持する私としては、こういうので愛だ恋だってやたら騒いで盛り上がる現代に冷水を浴びせたい気もします(笑)。
    パワフルな展開のホラーで、救いのない状況にもぞっとさせられますが。それでもラストの展開は穏やかですね。はたして「愛」は素晴らしいものなのか、それともただの本能なのか……?

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著者プロフィール

1974生まれ。2006年「夜は一緒に散歩しよ」で第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞しデビュー。主な小説作品に「幽霊詐欺師ミチヲ」シリーズ、「怪談撲滅委員会」シリーズ、『未完少女ラヴクラフト』『ラブ@メール』『いちろ少年奇譚』『童提灯』等がある。

「2016年 『貞子VS伽椰子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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