錯綜の系譜 (光文社文庫 う 16-11 光文社時代小説文庫 目付鷹垣隼人正裏録 2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747381

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  • 目付鷹垣隼人正裏録〈2〉

    徳川家の謎を解明する為、日光へ赴く暁と平太郎。
    二人を狙う輩が次から次へと襲い掛かり、もう大変です。
    この絶え間ない攻撃を、平太郎が鬼神のごとき働きで撃退。
    頭脳担当の暁は、名探偵さながら三代将軍家光の出生の謎を明らかにしていきます。
    ドキドキハラハラのシリーズでしたが、作者のあとがきで、この物語は“一応の結末を見ました”と書かれていたので、当巻で終わりのようです。

  • 上田さんにしては短い2作目で終わりました。
    将軍3代の秘密に迫る目付けとそれをさせんとする
    色々な手の者たちの戦いです。

    やっぱり上田さんの描く殺陣は面白い。

  • なかなか厳しい闘いでしたが、二巻で終わりなんて珍しいですね。

  • 第二弾、一応の結末
    徳川幕府初期の謎を綱吉の命で探る
    これまた新説?
    三代家光が天海と春日局との子、そして天海の正体は家康の嫡男信康
    更には、子の謀反は徳川全体としての陰謀
    結構な新説

  • 五代将軍綱吉・・・あまり好きな将軍ではない
    でも、主人公は将軍は自分の手ごまとして直接
    引き上げた目付!
    御用部屋の専横VS将軍による直接政治の綱引き
    幕府黎明期の謎がそのバランスの鍵なのか?
    神君の書付を求めて、駿府(久能山)から日光東照宮へ

  • 2/12-2/14

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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