錯綜の系譜 (光文社文庫 う 16-11 光文社時代小説文庫 目付鷹垣隼人正裏録 2)
- 光文社 (2010年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334747381
感想・レビュー・書評
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目付鷹垣隼人正裏録〈2〉
徳川家の謎を解明する為、日光へ赴く暁と平太郎。
二人を狙う輩が次から次へと襲い掛かり、もう大変です。
この絶え間ない攻撃を、平太郎が鬼神のごとき働きで撃退。
頭脳担当の暁は、名探偵さながら三代将軍家光の出生の謎を明らかにしていきます。
ドキドキハラハラのシリーズでしたが、作者のあとがきで、この物語は“一応の結末を見ました”と書かれていたので、当巻で終わりのようです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上田さんにしては短い2作目で終わりました。
将軍3代の秘密に迫る目付けとそれをさせんとする
色々な手の者たちの戦いです。
やっぱり上田さんの描く殺陣は面白い。 -
なかなか厳しい闘いでしたが、二巻で終わりなんて珍しいですね。
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第二弾、一応の結末
徳川幕府初期の謎を綱吉の命で探る
これまた新説?
三代家光が天海と春日局との子、そして天海の正体は家康の嫡男信康
更には、子の謀反は徳川全体としての陰謀
結構な新説 -
五代将軍綱吉・・・あまり好きな将軍ではない
でも、主人公は将軍は自分の手ごまとして直接
引き上げた目付!
御用部屋の専横VS将軍による直接政治の綱引き
幕府黎明期の謎がそのバランスの鍵なのか?
神君の書付を求めて、駿府(久能山)から日光東照宮へ -
2/12-2/14