- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334747435
作品紹介・あらすじ
テロリストが仕掛けた時限爆弾によって、太平洋上を飛行中のボーイング747が大破。機長を失うが、女性副操縦士の奮闘で、成田空港へと向かっていた。しかし、通信機器が突然使用不能に!米政府、CIA、日本政府、そして北朝鮮-。国家間の暗闘に翻弄される747の運命は?第11回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝く、興奮と迫真の航空パニック小説。
感想・レビュー・書評
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テロリストに爆弾を仕掛けられた飛行機の内部と
仕掛けた側と、報道と。
展開がすごいです。
当然の事ながら、色々な関係者がごったがえ。
一体誰がどこに繋がるのか、と思いきや…でしたし
さくっと退場してしまう人も。
最後まで残っていられても、それはそれで
事件として大変な状態、ではありましたが。
最後の方、これで終わり? という
到着地点でした
確かにここまでくるのに、色々関わってたので
こういう展開はありだと思いますが、小説でこれだと
なかなか不満が残ってしまうような。
読みやすかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
単行本刊行時から気になってたものプロットはかなりよくねられてると思う。二重、三重構造が複雑に組まれてて、読み終わっても頭パンパンのまんま。私の理解力に問題があるっていうのもあるが、全部の謎が解けてスッキリー!というところまでいかなかった。む~ん。
専門知識を活かした、飛行機+軍用機の細かい描写なんかもすごいと思うが、それがまた頭を混乱させる…。
要再読やな~。 -
成田へ向かうジャンボジェットの中で時限装置により爆発が。
機長を失い機体に大きな損傷を負う。
さまざまな要因が絡み合い、さらには各国の思惑もあって、
複雑怪奇な様相を見せていく。
果たしてジェット機は無事着陸できるのか?
そして事件の真相を追う人々の結末は……。
かなり強引で、詰め込みすぎな印象も残ります。
もう少しシンプルでも良かったかもしれません。
それでも飛行機事故に関する記述は素晴らしいところがあります。 -
可もなく不可もなくと言った所か、思ったほど感動的ではなかった。
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航空モノ好きだけど、もう、一声欲しい作品
日本ミステリー文学大賞新人賞 -
100513
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飛行機好きにはたまらない小説。ただし、登場人物が多いのと専門用語が多くてじっくり読まないと理解不能。政治やテロリストや国家のいざこざが事細かに描かれている。映像化するとかなり良い作品になると思う。
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帯の言葉通り、一気読み!
テロリストの持ち込んだ爆弾によって機体に大きな損傷を負ってパイロットを失ったジャンボジェットが、アメリカ、北朝鮮、CIAなどのさまざまな陰謀や思惑に何重にも巻きこまれており、パニックの連続!!
次々と襲いかかるトラブル、数年前の作品なのに今読むとリアルな尖閣問題や放射能問題もからんでいて、大スペクタクルエンターテイメントとして読み応え充分。映像で観てみたい気もするけれど・・・心臓によくないかも。期待以上に面白かった!