ラットマン (光文社文庫 み 31-1)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748074

作品紹介・あらすじ

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。本当の仲間とは、家族とは、愛とは-。

感想・レビュー・書評

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  • いつも読んでる探偵や刑事物と違い、新鮮な導入で引き込まれました。
    バンドマンてこんな感じなのかな…??
    女性関係で揉めがち…か…

    「ラットマン」というタイトルなので、終盤の二転三転にかかってくるのはわかるからいいけど、概要の解説文まで読まなきゃよかったかも…少し話の転ぶ方向が見えてしまった…反省。

  • アマチュアバンド「Sundowner」のギタリスト亮は、
    スタジオ練習中に事故?事件?に巻き込まれてしまう。
    その被害者は・・・そしてそれは事故なのか、事件なのか。
    なんとなく予想しつつ読み進めていきましたが、後半にかけては転がりに転がされました・・・笑
    そして自分の「思い込み」にハッとしました。
    表題であるラットマンの意味が読了後には重くのしかかるようなそんな気持ちになり、何が正しいのか、悪いのか、誰の視点からでは正しくて、誰の視点からでは悪いのか。
    その判断基準は一体どこにあるのだろう・・・
    不明瞭であるからこそ人間って良い意味でも悪い意味でも都合が良い生き物なのだと思い知りました。
    何かに縋ったり、都合良く解釈しないと自分を保てない瞬間もありますよね・・・
    個人的にはプロローグとエピローグ面白ったです!!笑

  • 真相にたどり着くには、最終頁まで読まなければならなかった。道尾作品は毎回呼吸をするのも憚れるほどの緊張感がある。アマチュアロックバンドのギタリストの姫川が主人公。彼の幼少時に姉が死んだ。その解釈が父母の中で異なるが、真相はさらに異なった。姫川と付き合っていた妊娠中のひかるの死。ひかるの死の真相も姫川、ひかるの妹、バンド仲間で異なる。この本は読み進めるに連れて膨らむ「違和感」。この違和感を楽しむのが醍醐味だと理解した。ボタンの掛け違いで人生をも狂わしてしまう連鎖反応あるいは波及効果。今回も道尾さんに敗北。

  • ストーリーは高校時代からのバンド仲間との主人公が30歳ぐらいになった時の事件簿。

    それぞれの目線から立つと、そーゆーことだったのかー!と思える作品で、まさにタイトル通りです!こいつかーと思ってたら、え?え?じゃー、この人?みたいな。

    イヤミスの女王っているじゃないですかー?
    道尾さんも、イヤミス系ですか?2作品読みましたが、どちらもスカッとはしないけど、すごく面白いです!

  • エアロスミスの曲がちょいちょい出てくるけど分からなかったのもあって中盤まではあまり引き込まれなかった。
    終盤は二転三転、すっかり騙されて面白かった!
    1つの絵も見方によってはネズミに見えたり、おじさんに見えたり、、
    思い込みって真実を歪めてしまうんだな〜。
    ラットマンってタイトルが凄く腑に落ちる。
    プロローグのエレベーターの話は何か関係あったのかな??いまいち分からないまま読み終えてしまった、、笑


  • 道尾さんの思惑通りに踊らされたまま終わってしまった…
    二転三転する展開に身を任せ状態になってました。
    タイトルになっている絵の事をもっと考えて読めよ!っと後で思いながら…
    悔しい気もするけど、そんな気にさせるのすら、道尾さんの作戦なんかな^_^;

  • 全体的に暗いイメージがあった。

    結末が二転三転するのは面白かったし、暗いイメージが最後に明るく照らされるような感覚になった。
    読んでる最中の自分に言っても信じてもらえないだろうな。

    ただ、騙された!といった感想は出てこなかった。

    思い込みで動くのは危険。

    ☆3.3

  • また騙されたー!笑


    これこれ、こういうのを求めてました


    この本の前に手に取ったのが
    向日葵の咲かない夏だったのですが
    自分には合わず、
    心配してたのですが…


    すっかり騙され、
    とても楽しめました(^^)


    ネタバレです!!




    バンドの練習中に姫川の彼女のひかりが死んでしまう


    一見事故に見えるが
    おかしな点が出てくる


    物語は姫川が殺したように展開していく。


    並行して姫川の子供の頃
    姉が亡くなった話も進む


    父親が殺したのか?と思わせて、
    母親だったのー?ってなって
    まさかの事故。


    ひかりの事件も
    姫川がやったんでしょ?
    えっ…桂??

    ってえーーー!
    ってなりました。


    子供の父親はひかりの父親か?
    とかも思ってたのに



    巧みな技で全て騙されました(^^)

  • 面白かったー!
    どんでん返しって知ってて読んでも騙された。
    道尾秀介の作品の中でトップクラスに好き

  • なんとなく買った小説

    この作者の「向日葵の咲かない夏」を読んでいい印象を持てなかったので、読むのをためらいました。

    読んでみたらこの小説は面白かった。

    最後の方、二転三転したがすべて辻褄があう様な展開で疑問が全て解決してスッキリして終われた小説でした。

    一つの作品でその人の評価を決めてはならないと感じた小説でもありました。


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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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