舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 313
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748081

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから小学生が探偵なのかと思ったら、違った。刑事の歳三が姪のひとみの言葉から事件解決のヒントを得て解決するんですね。「探偵」と称して捜査権の無い一般人が事件現場に来たり、刑事が一般人に頼ってペラペラ事件の詳細をしゃべるような話が多いですが、これくらいのほうが現実味があっていいかな。最後の最後、ひとみと愛の話にはビックリ。すっかり愛は歳三の恋人なのかと思った。どう説明したのかな。

  • 一瞬こども向けかと思わされるロートルなタイトルも中身はなかなかの本格派。6つの連作短編。小学生の言葉は時に突拍子もなく荒唐無稽でさえあるが、その深奥は玄妙。あっと驚くような解決への糸口へと結びつく。何でもないどこにでもあるような他愛もない会話から一気に親子関係を深く考えさせるくだりは、トリッキーであり、どんでん返しの強烈があった。

  • タイトルに舞田ひとみと書かれていますが、主に語り手となるのは浜倉中央署の刑事・舞田歳三(ひとみの伯父)です。彼の当たった事件の謎を姪が鮮やかに解決するという、よくある物語・・・と思って読み始めたのですが、違いました。歳三は、小学生のひとみに事件の話は積極的に聞かせない、という姿勢です。でも、彼女の何気ない一言や行動がヒントになって、事件解決できるって感じです。
    ひとみ自身も、実は出生の秘密を抱えていて、その謎を彼女は自分自身で解いています。
    続編があるみたいなので、そのうち読みたいです。

  • 歌野晶午による連作短編ミステリ。
    SONYのReader Storeにてなぜか無料配信されていたため、思わず手にとって読んでみた。日常の中で起こる事件をサラリと描き、一つ一つの物語が付かず離れずで関連を持ちながら、全体として一つの物語を形成している。
    タイトルでは11歳のひとみが事件を解決していくのかな、と思わされるが、実際にはひとみの叔父、歳三が刑事として事件に関わり、解決していく。ひとみはその歳三との会話の中で、解決の糸口になるようなことを、本人はそうとは思っていないが発言し、それによって物語が動いて行く。この、歳三とひとみのやりとりが軽妙で面白い。
    続編もあるようなので、成長したひとみと歳三のやりとりがどんな風に展開されるのか、是非読んでみたい。

  • 短編集。
    タイトルから少女探偵・舞田ひとみが事件を解決していくのかと思っていたら、舞田ひとみの言動から叔父の刑事がわずかなヒントを得る程度。
    ダンスとの関連も特になし。
    一番の感想は、タイトルの付け方が非常に上手い、というところ。
    (図書館)

  • 短い話の中にミステリ要素が凝縮されていて、とても面白かった。
    最後に意外な設定も明かされて、なかなかに深いです。

  • 20140317
    もっと積極的に解決に関わるのかと思ったけど、ほんとにヒントだった。
    それがまた良い部分があるけど。
    しかしこの家族自体、所謂"幸せ家族"ではない感じが独特の雰囲気で面白い。
    連作のようでそうでもなくて、それでもいいような乗り切れないような。
    続編も気になるー

  • てっきり舞田ひとみが主役で事件を解決していくと
    思いきや、どうやら主人公と思し召し舞田歳三の姪で、
    事件解決に一役買う設定のよう。

    短編集だけど、それぞれが連立しており、謎解きみそこそこ面白かった。

  • 焼け跡から金貸しの老婆の死体が発見された。体には十数ヵ所の刺し傷があり、焼け残った金庫からはお金も債務者の記録も消えていた!事件を捜査する浜倉中央署の刑事・舞田歳三。彼にはゲームとダンスが好きな11歳の姪・ひとみがいた。行き詰まった事件の謎を、彼女の何気ない言葉が解決へと導く。キャラクターの魅力と本格推理の醍醐味が詰まった傑作推理小説。

  • 舞田ひとみの何気ない言動で叔父の刑事が閃き、事件を解決する連作短編集です。タイトルからして舞田ひとみが主役だと思っていたので、少々肩透かし気味でした。
    物語はジュブナイル小説のような緩い雰囲気ですが、内容はかなり本格的な警察小説です。こじつけっぽい推理が気になりましたが、逆転の発想から真相に辿り着く展開はなかなか読み応えがありました。
    ただ、連作の形式を取りながらそれを活かす仕掛けがなかったので勿体ないなと思いました。

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著者プロフィール

1988年9月、『長い家の殺人』でデビュー。

「2017年 『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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