コバルトブルーのパンフレット: 杉原爽香三十七歳の夏 (光文社文庫 あ 1-126)
- 光文社 (2010年9月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334748371
感想・レビュー・書評
-
カルチャースクールの再建に関わって、トーク番組で人気司会者の息子、ビル清掃係の息子、と問題児ばかりの揃い踏み。
だらしない登場人物ばかりの、タメ息しか出てこないような結末。それでも読むのをやめられないのが、赤川作品。
シリーズ23作目。タイトルの「○○色のなんとか」で、はじめて色の名前がカタカナになってしまいました。ネタ切れだったんでしょうか。
(2010/10/26)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズものなのにこの作品を初めて読んだ。これまでの歩みを読めば登場人物のことは掴め、ドラマを見ているようなテンポであっという間に読み終わってしまった。
-
ますます変なやつが集まる爽香の周りだが、もう慣れっこになった。いや、なんでみんな読んでんの?
-
内容(「BOOK」データベースより)
カルチャースクールの再建を任された爽香は、トーク番組の司会で人気の高須雄太郎に講師を依頼。このとき爽香はビル清掃係の笠木京子と係りを持つ。彼女の息子、達人が交際相手を殺害。そのとき親子が取った行動とは!?高須、笠木、そして爽香の兄―。問題を抱えたそれぞれの家庭の行く末は…。主人公・杉原爽香が読者とともに年齢を重ねる大人気シリーズ。文庫オリジナル/長編青春ミステリー。
令和2年1月29日~30日 -
中高生の頃に読み漁っていた著者の作品も最近は縁遠くなっているが、本作は連作というころもあり何となく今でも読んでいる。著者のサービス精神なのか、過去の登場人物がちょこちょこと再登場するので、最近は群像劇風になってきており、物語の中心になる事件が薄くなっている感じもある。それでも、登場人物のそれぞれはキャラが立っているし、時事に合わせたテーマを少しずつ取り込んで行く巧さはあり、軽く読めることもあって年1回の再会を楽しむ分には差し支えない。
-
ほぼ同世代の爽香ちゃんの成長をおうように読み始めて、早20年超・・・。それにしても周りに問題が多すぎて、それが積もり積もってえらいことになってますね。ここまでけなげに元気に過ごしていると、無理しないで、ほんとにどこかで息抜きしてね!って言いたくなります。
今回も例のごとく、問題が発生。そしてまたみんなが爽香ちゃんにお願いしにくるあたり、水戸黄門的な定型バージョンなんんですが、だんだんいいかげんにしろっていいたくなってきました。
とはいえ、ここまで読んできたので、最後まで付き合いたいと思います。 -
この作品はドロドロの2時間ドラマ。
殺人者の息子を一生懸命にかばうのは分かりますが。。。