コバルトブルーのパンフレット: 杉原爽香三十七歳の夏 (光文社文庫 あ 1-126)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748371

感想・レビュー・書評

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  • カルチャースクールの再建に関わって、トーク番組で人気司会者の息子、ビル清掃係の息子、と問題児ばかりの揃い踏み。

    だらしない登場人物ばかりの、タメ息しか出てこないような結末。それでも読むのをやめられないのが、赤川作品。

    シリーズ23作目。タイトルの「○○色のなんとか」で、はじめて色の名前がカタカナになってしまいました。ネタ切れだったんでしょうか。

    (2010/10/26)

  • シリーズものなのにこの作品を初めて読んだ。これまでの歩みを読めば登場人物のことは掴め、ドラマを見ているようなテンポであっという間に読み終わってしまった。

  • ますます変なやつが集まる爽香の周りだが、もう慣れっこになった。いや、なんでみんな読んでんの?

  • 9歳→39歳→40歳→41歳→42歳→43歳→44歳→48歳→47歳→46歳→45歳→38歳→37歳

    「人は、一度は全力疾走する時期があっていいのよ。若い内にやっとくと、自分がどこまでやれるか、冷静に判断できるわ」

    「最近よく言う、『空気が読めない』っていうんですね。でもー空気を読むことばっかりしていたら、その内本当に自分の言いたいことが分からなくなっちゃうと思うんです」

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    カルチャースクールの再建を任された爽香は、トーク番組の司会で人気の高須雄太郎に講師を依頼。このとき爽香はビル清掃係の笠木京子と係りを持つ。彼女の息子、達人が交際相手を殺害。そのとき親子が取った行動とは!?高須、笠木、そして爽香の兄―。問題を抱えたそれぞれの家庭の行く末は…。主人公・杉原爽香が読者とともに年齢を重ねる大人気シリーズ。文庫オリジナル/長編青春ミステリー。

    令和2年1月29日~30日

  • 中高生の頃に読み漁っていた著者の作品も最近は縁遠くなっているが、本作は連作というころもあり何となく今でも読んでいる。著者のサービス精神なのか、過去の登場人物がちょこちょこと再登場するので、最近は群像劇風になってきており、物語の中心になる事件が薄くなっている感じもある。それでも、登場人物のそれぞれはキャラが立っているし、時事に合わせたテーマを少しずつ取り込んで行く巧さはあり、軽く読めることもあって年1回の再会を楽しむ分には差し支えない。

  • 前回の終わりと繋がってた。
    すっきりしてスタートしたが、最後がまた気になる終わり方。
    ーーー
    カルチャースクールの再建を任された爽香は、トーク番組の司会で人気の高須雄太郎に講師を依頼。このとき爽香はビル清掃係の笠木京子と係りを持つ。彼女の息子、達人が交際相手を殺害。そのとき親子が取った行動とは!? 高須、笠木、そして爽香の兄ーー。問題を抱えたそれぞれの家庭の行く末は……。主人公・杉原爽香が読者とともに年齢を重ねる大人気シリーズ!

  • いろんな母親の種類があるな~と思いました。事情は分からないですが、子供を捨てて男と暮らす母、子供を守る為に罪を重ねる母、命懸けで子供を産みシングルマザーになる事を決意した母。いろんな母親が登場します。今回も殺人事件に巻き込まれる爽香ですが、巻を増す事に貫禄が出てきてます。殺人を犯した人を雰囲気で察する能力もついてます笑。話の中ではさらっと終わりますが、立石(父)が変態すぎて、衝撃でした。

  • ほぼ同世代の爽香ちゃんの成長をおうように読み始めて、早20年超・・・。それにしても周りに問題が多すぎて、それが積もり積もってえらいことになってますね。ここまでけなげに元気に過ごしていると、無理しないで、ほんとにどこかで息抜きしてね!って言いたくなります。
    今回も例のごとく、問題が発生。そしてまたみんなが爽香ちゃんにお願いしにくるあたり、水戸黄門的な定型バージョンなんんですが、だんだんいいかげんにしろっていいたくなってきました。
    とはいえ、ここまで読んできたので、最後まで付き合いたいと思います。

  • この作品はドロドロの2時間ドラマ。
    殺人者の息子を一生懸命にかばうのは分かりますが。。。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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