交換殺人には向かない夜 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 2409
感想 : 207
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748449

作品紹介・あらすじ

不倫調査のため、使用人を装い山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。ガールフレンドに誘われ、彼女の友人の山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。寂れた商店街で起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。無関係に見えた出来事の背後で、交換殺人は密やかに進行していた…。全編にちりばめられたギャグの裏に配された鮮やかな伏線。傑作本格推理。

感想・レビュー・書評

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  • 烏賊川市シリーズ4作目。
    多種多様なトリックが使われている。
    詰め込みすぎ少し混乱したけど、
    なるほどねと思いました。
    交換殺人はストレスがたまりそう。

  • 久しぶりに読んだミステリー小説!長年のブランクを解消するにはうってつけの作品でした。この作家さんの本は初めて読みましたが、登場人物が癖のある人物ばかりで覚えやすいです。また、軽妙なギャグが所々に盛り込まれているため、殺人事件が起きてるとは思えないほど明るい調子で終始物語が進みます。苦手な人もいるかもしれませんが、私は好きな感じです。きちんと捻りを加えたトリックで、驚きの展開も用意されており非常に楽しめました。
    1番の驚きはこの小説がシリーズ物で、しかも4作目だということでした。。
    前作知らなくても楽しめます。笑

  • すごーく面白かった。
    限りなく☆5に近い☆4。

    解説にあるように、タイトルで交換殺人を扱うことを公言し、そのつもりで読む読者をあっと言わせるのは、かなりハイレベルな訳で、それを期待以上にやってのけられた感。
    やや古めかしいセンスのギャグのノリも楽しいし、解決編の説明が懇切丁寧で万人に分かり易い。
    そして真相が分かると、最初から計算されて張られた伏線の妙にも唸らされる。
    東川篤哉凄い。

    相変わらずドタバタの鵜飼探偵だけど、今回は知性が感じられて良かった。特に善通寺咲子との会話でセレクトされた語彙が、すごく感じ良かった。
    朱美や流平、志木刑事に警部とお馴染みの登場人物が活躍する上、二作目に登場した十乗寺さくらが再度出てきたりして、シリーズにも厚みが出てる。

    「わたし」が何者かに尾行された挙げ句、話しかけられた第一声が「実は交換殺人の話なのですが」だという、読者の心を鷲掴みにする穏やかでない冒頭では、この「わたし」の性別を巧みに隠蔽してる。(実は女かもとは思った)
    善通寺咲子と夫の春彦との会話に何かありそうで、咲子は妻なんかじゃなくて家政婦だったりして…なんて疑った(外れた)。
    志木刑事と和泉刑事のシーンが3年ズレてることも、和泉刑事=水樹彩子=善通寺咲子=冒頭の「わたし」だということも全く気付かず、気持ち良く騙された。

    ちょっとだけモヤッたのは、権藤英雄の存在が終盤消えてしまったこと。ひょっとしたら英雄は、父親を自らの手を汚さずに始末すべく3年前の事件と善通寺咲子を利用したんじゃないか。などと勘ぐってしまった。完璧なアリバイ用意してたし。
    これで英雄が全く追求されないのはなんか解せない。

    どうでもいいけど、ブクログの書影の表紙絵、めちゃネタバレやん…(私の読んだ文庫の表紙絵とは違う)

  • 章と節が短く、文章の言葉遊びと登場人物同士の掛け合いがギャグ寄りで、テンポよく読みやすい。ギャグで面白いという感想が割とあるが、ギャグというほどのギャグではなかったと個人的には感じた。シリーズ物らしいが前作までのを読まずともじゅうぶん話がわかる。この本だけで完結している。シリーズ物だけど一話完結ドラマみたいな感じ。
    ただ、画家→助手→刑事→画家...と、話が順番で変わるので流れを整理して読むのが苦手な人には向いていないかも。
    肝心の中身は可もなく不可もなくといった印象。細かい伏線はわからなかったが大きな手がかりや人物が出てきて徐々にそれぞれの話が繋がり始めたらワクワクした。面白くなってきたのは深夜の部くらいからかな。特に心惹かれる文章や印象に残った言葉などはなく。けれど最後のトリックの解説で予想以上のどんでん返しが来た。伏線多すぎ。テンポと偶然と実際の計画性のバランスがとれた良い作品。でも一度読めばじゅうぶんかな。軽いものが読みたいときにおすすめ。

    書店の新品で可愛い女性三人が書いてある本書を見かけて購入を検討。中古で購入したが表紙は紺色に手書きの月と英字だった。それはそれで素敵だったが。表紙が可愛い女性のイラストではなかったら買わないどころか気にも留めなかったと思う。というかこの女性のイラストがそういう意味だったとは。


    ネタバレ。
    でも最後の、咲子さんで彩子さんで和泉さん(元警部)なのは面白かった。この辺は頭の整理が難しかった。わかりやすいのは、小便小僧の掘り起こし、電話、車庫入れ、露天風呂、散歩中の金髪の人との遭遇、わかりにくいのは、車の運転、彩子と和泉の口調、再婚、部屋の絵画辺りの伏線か?写真屋の写真のくだりも面白かった。刑事の話は3年前のことだったのが一番驚いた。
    表紙の女性は左から順に、咲子、彩子、和泉。

  • これはなんというかf^_^;意外な展開でした。 あんまり言うとネタバレすぎることになっちゃうから言わないけど。 絶対見破れないトリックだったなぁと思いました。少なくともわたしはわかりませんでした。 好き嫌いが別れるかもしれないけど、わたしは好きな作家さんですね☆

  • シリーズ4作目。
    それぞれの場面展開で話が進められており、途中時系列がごちゃごちゃになりそうになっていたけど、最後のまとめを作ってくれていたおかげで整理出来た。面白かった。

  • 刑事達と探偵達の視点が入れ替わりながら作者特有の軽妙な語り口で物語が進んでいく。ネタばらしの所はミステリー小説ではあるあるの部類だが、キャラクター同士の掛け合いが面白く、スルーしてしまいがち。一読することをお勧めする。

  • パケ買いしてしまった本。一つ一つ丁寧に伏線を回収していくので読んでてわかりやすかった!ギャグも多めで声出して笑いました。予想とは違ったので面白かった!

  • シリーズものだけど、飽きさせないキャラクターと話の展開にイッキ読みしてしまった。変わらず東川さんの作品はユーモラスで、読みながらクスッと笑わせてくれるけど、しっかりミステリー要素もあって本当に好き。ただ、話の展開に⁇になるところがあったので。一通り読み終えて、何度か遡ってやっと納得‼︎やっぱり面白い!

  • コメディ色が強く、軽く読めるかんじ。
    トリックがちゃんとできていて、素直におもしろかった!

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2020年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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