- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334748845
感想・レビュー・書評
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甘えた若者たちの自意識と葛藤を崩れた文体で描いています。なんだかいやだな、こういう若者の捨て鉢な人生に共感みたいなのを求める本。つまらなくは無かったけれども、インナースペース的な表現を描こうとしながら表層だけの心理描写に終始している気がします。
ちなみに、伝説のスケーターで今浮浪者という男に憧れる少年と、伝説のスケーターだと思われている若い浮浪者を同じ時間軸から書いている短編2編です。オレンジアンドタールが少年側、シルバービーンズが浮浪者側。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オードリー若林氏の解説が一番素晴らしかった。
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☆2.8
なんか・・うーん・・・
まず、あらすじの「高校でアウトロー的存在のカズキは、スケボーに熱中して毎日を送る」ってなんだ。「アウトロー的存在」ってなんだ。なんかちょっと口に出すの恥ずかしいんだけど・・・なんだろうこの気持ち。 -
ブエノスアイレス午前零時が好きだったので、同じ作家の本をと思い購入。
「青春時代」の気持ちを理解するにはもう年をとりすぎたのかな、というのが正直な感想。
それよりも、オードリー若林の解説がお見事。意外な才能を発揮しています。 -
こういう小説が好きな人がいるのもわかる。
が、やっぱり好みじゃない。
自分が小説に求めているものと全然違う
ので、この作家の本はもう読まないと思う。 -
アメトークで若林さんが紹介していましたね。厨二くさくてとても良いです。みんな自分がなんなのか考えたことあるでしょ?考えた結果なにもなかったことあるでしょ?代弁してくれてる。
なにより、若林さんの解説が素晴らしかった。読んだあとは、ただただ静かだった。 -
こんなに登場人物に感情移入できない小説は初めてだ。友人が自殺したことで、生きる意味をもっと追求していくのかなと思ったが、別にそんなことはなく、じゃあなんで友人が自殺なんて出来事を書いたんだって言いたくなった。
伝説のスケートボーダー、トモロウの言ってることも理解できない。この人はホームレスをやってる23歳なのだが、スケボーをやってるカズキの師匠的存在(カズキがそう思ってるだけ)だ。人生の先輩として、色々と言うんだけど、僕にはよくわからなかった。まず、「伝説のスケートボーダー」っていうスペックは必要だったのか?
とまあ、ここまで多少ツッこんできたけど、トモロウの生き方には少し共感できる。親父さんが県議会議員で、卒業後は間違いなく将来が保証されているのに、トモロウはその道を進まずホームレスになった。別に書いてないけど、決まりきった将来、ルール、制度が嫌なんじゃないか。いや、その枠組みに囚われる、従う自分自身が嫌なんじゃないか。他の人と同じことはしたくない。つまらないから。僕だってそう思うことがある。
この本は他の人に薦めることができない。「生きる意味」をテーマにした作品はもっと他にもあると思うから。それにしても残念だ。どこをどう変えればいいのかわからないけど、もっとおもしろくなりそうな作品なのに...。 -
今の自分は会社に勤めて趣味も楽しんで、それなりの人生を歩んでると思ってた
でも、心のどっかに物足りなさを感じてた
この本に書いてあった -
オードリー若林さんの1番好きな本として、ナナオが紹介していたので購入。
全然面白くなかった。
著者プロフィール
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