巻きぞえ (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
3.12
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本棚登録 : 172
感想 : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749064

作品紹介・あらすじ

夫、息子と幸せに暮らす宏美は9年前に恋人を飛び降り自殺の巻きぞえで失っていた。しかし、時を経て浮かんできたのは、その自殺の裏に隠れていた衝撃の真相だった(表題作「巻きぞえ」)。書下ろし「解剖実習」を含みすべて死体から始まる珠玉の短編ミステリー7編を収録。なにげない日常にこそ潜んでいる恐怖を描く「デイリーサスペンスの女王」渾身の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく一気読み。短編集。 ドロドロ、女性心理にぞっとするものもあれば、そうではないホッとするものもあり。表題になってる「巻きぞえ」が一番インパクトがあった。夫に腎臓移植した元妻と新しい妻の複雑な心理が面白い「二番目の妻」も印象に残った。

  • 3冊続けて新津さんを読んだ。これはそこまでおもしろくなかったけど、一気に読めた。

  • 著者らしい短編が7作品。短編の魅力が満載だった。巻末に著者の作品創作ノートがまた作品の背景が読み取れて良かった。家族に医師がいたり、監察医だったり、故郷が長野だったり作品に大いに影響されているのが分かる。雑談の中から創作のヒントを得るタイプの著者はきっとこれからも多くの出会いの中から多くの作品が生まれることが期待できる。

  • 死体にまつわる短編集。良い具合のイヤミスです。

  • 短編集。後味の悪い話が何本か…。笑

  • 【あらすじ】
    夫、息子と幸せに暮らす宏美は9年前に恋人を飛び降り自殺の巻きぞえで失っていた。しかし、時を経て浮かんできたのは、その自殺の裏に隠れていた衝撃の真相だった(表題作「巻きぞえ」)。書下ろし「解剖実習」を含みすべて死体から始まる珠玉の短編ミステリー7編を収録。なにげない日常にこそ潜んでいる恐怖を描く「デイリーサスペンスの女王」渾身の短編集。

    【感想】

  • 死体から始まる短編集

    前回読んだ「指名手配」「逃げきり」は
    物足りない感じだったが、
    今回は新津きよみさんらしい短編集で満足
    最後にぞっとする
    暇つぶしには最適

  • いろんな形の死体絡みの話。 身近にあるかも な怖さがあったり、一つ一つ面白くよめた。

  • 「第一発見者」
    遺体の第一発見者になった主婦。
    「巻きぞえ」
    マンションを見に行って、飛び降り自殺の巻き添えとなって死んだ恋人。
    「反対運動」
    自宅前に犬の糞やゴミが置かれるようになった。近くに葬儀式場が建築されることになり、その反対署名にサインをしない事が原因かもしれない。
    「行旅死亡人」
    母が遺した父からのハガキ。それを読んで、官報の行旅死亡人欄を確認するようになった娘。
    「二番目の妻」
    夫とは再婚だ。前妻から腎臓移植を受けたが、心理的葛藤が強くなり離婚した。
    その前妻の影がちらつくようになったのは何時からだっただろうか。彼女の腎臓を移植したことによる強い絆があるに違いない。
    「ひき逃げ」
    恋人の運転する車が犬を轢いた。犬は反対車線に撥ね、女性が運転する車に轢かれた。どちらの車も止まらずに去ったが、飼い主がポスターまで作って犯人探しを始めた。
    「解剖実習」
    医学部に入った娘が解剖実習を行う。両親は心配でならない。解剖される遺体は殺人を犯した人間だった。遺体と両親、それぞれの事情が絡み合う。

  • 2015.11.15

    久々に読んだ新津きよみさんの小説。
    どれも女性が主人公の、日常の中で起こった、または関わってしまった『死』をテーマにした7編の短編集です。

    “恐怖”に期待して読んでみましたが、私には少々刺激が足りず、一話読んでは休み、また一話読んでは休み…を繰り返し、やっと読み終えました。なんだかどのお話も退屈に感じてしまい…どれも心に残りませんでした。

    昔はよく新津きよみさんの小説を読みましたが、私の好みは変わったようです。

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著者プロフィール

長野県大町市出身。青山学院大学文学部仏文科卒業後、商社勤務などを経て1988年に作家デビュー。女性心理サスペンスを基調にした作品を多数手がける。『二年半待て』で2018年徳間文庫大賞受賞。近著に『始まりはジ・エンド』『セカンドライフ』『ただいまつもとの事件簿』などがある。

「2021年 『妻の罪状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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