決着: 吉原裏同心 14 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-36 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749187

作品紹介・あらすじ

一時は看板花魁まで登りつめた白川が斬殺された。吉原裏同心・神守幹次郎らが調べを進めると、哀しき過去の因縁が。一方、江戸の経済を牛耳る札差筆頭行司の座を狙う新興札差・香取屋武七との闘いに巻き込まれた幹次郎と汀女。香取屋の背後にはこの世にいないはずの田沼意次の影が見え隠れする。田沼一派との最後の戦いの火蓋が切られた。爽快の第十四弾。文庫書下ろし/長編時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • せっかく2巻に渡って扱った香取屋騒動が意外にも呆気なく片がついて、白川さん殺しに頁を使い過ぎた印象でやや不完全燃焼でした。
    田沼派もそろそろこれで終わりかな。

  • 札差109株を2分する争いもいよいよ決着がつくと期待して読み進めたが、女郎の白川殺しの真相究明に巻の半分以上を割かれた。こちらも「決着」を見たことに間違いはない。さて札差の方だが、こちらの決着はちょっと迫力に欠けた。田沼意次が生きていたかもしれない「七曜様」も本人か替え玉かわからなかった。

  • ラストで

  • 前作からのストーリーが集結。吉原シリーズの終演かと思ったので一安心。まだまだこのシリーズから学びたい吉原がある。今回は女郎の執念をまざまざと感じさせられた。吉原は深いな。

  • 札差筆頭行司をめぐる争いに決着です。
    前巻から吉原を巻き込む騒動となった田沼時代の布石は、この巻で一掃されることになります。
    とりあえずこれはすっきり。
    ただ、巻の前半は吉原での女郎殺しに幹次郎たちが奔走して調べを進めると、随分と昔からの因縁の絡む事件。しかもそこまで頑張って調べを進めたのに、その結末は何ともがっくりと来る徒労感。
    それだけに札差の事件だけでもすっきり解決してよかったです。
    京都行きの話はどうなったんだろう。
    先行きがどんどん暗くなる感じです。

  • 2巻ものだったので、読み応えあった。結局あの人だったんでしょうか??? 寛政の改革は結局うまくいかず、定信も失脚することになるのが歴史だし、話の先行きは暗いですねえ・・・

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    一時は看板花魁まで登りつめた白川が斬殺された。吉原裏同心・神守幹次郎らが調べを進めると、哀しき過去の因縁が。一方、江戸の経済を牛耳る札差筆頭行司の座を狙う新興札差・香取屋武七との闘いに巻き込まれた幹次郎と汀女。香取屋の背後にはこの世にいないはずの田沼意次の影が見え隠れする。田沼一派との最後の戦いの火蓋が切られた。爽快の第十四弾。文庫書下ろし/長編時代小説。
    9月4日~8日

  • 意外に早い決着だったけど、田沼意次は本物?

  • 田沼の陰謀もこれで決着

    2013/11/30図書館から借用;12/3朝の通勤電車から読み始め;12/4夕方読了

  • 吉原裏同心14巻。2012.10.14読了分。一時は看板花魁まで登りつめた白川が斬殺された。吉原裏同心・神守幹次郎らが調べを進めると、哀しき過去の因縁が。一方、江戸の経済を牛耳る札差筆頭行司の座を狙う新興札差・香取屋武七との闘いに巻き込まれた幹次郎と汀女。香取屋の背後にはこの世にいないはずの田沼意次の影が見え隠れする。田沼一派との最後の戦いの火蓋が切られた。前巻布石から新興札差・香取屋武七の魔手に決着を。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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