菫色のハンドバッグ: 杉原爽香、三十八歳の冬 (光文社文庫 あ 1-133)
- 光文社 (2011年9月13日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334749934
感想・レビュー・書評
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年に1冊、登場人物も読者と同じ年齢を積み重ねていくシリーズ第24作。
赤川作品は、ここ数年、このシリーズしか読まなくなってしまいました。
老舗ホテルのベテラン支配人がリストラされるという、身につまされる出来事が殺人事件にまで発展。
男女関係の節操の無さが定番だったんだが、今回はさほどでなかったのが救いではあった。
とはいえずいぶん粗削りなストーリーだったの感。
赤川さんも、もういいお年なのかなぁ・・・と思ってしまった。
(2011/10/4)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旧知の大女優・栗崎英子が八十歳を迎え、爽香もパーティを手伝うことに。だが、会場に予定したホテルKではリストラが実施されていた。ベテランホテルマンの戸畑から薦められたSホテルでの打合せ。爽香に同行した戸畑の部下・岡野道子が失踪! さらには、兄嫁・則子を追ってきた男が、爽香をつけ狙って……。登場人物が読者と共に年齢を重ねる人気シリーズ!
令和2年1月31日~2月1日 -
主人公強いなと思った
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元ホテリエとして、この犯人の態度にはムカムカした。
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旧知の大女優・栗崎英子が八十歳を迎え、爽香もパーティを手伝うことに。だが、会場に予定したホテルKではリストラが実施されていた。ベテランホテルマンの戸畑から薦められたSホテルでの打合せ。爽香に同行した戸畑の部下・岡野道子が失踪! さらには、兄嫁・則子を追ってきた男が、爽香をつけ狙って……。登場人物が読者と共に年齢を重ねる人気シリーズ! -
終了予定の年齢を大幅に超したためか、当初のプロットの細かさよりもかなりアバウト感が出て、無理矢理話を終わらせている感が強い。
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ホテルマンの戦いを軸に、忙しすぎる爽香に迫る心の隙間。
殺人はまた安易に発生しているけれど、複数のストーリーがうまく噛み合っている。 -
毎年読んでいるつもりだった杉原爽香シリーズを1作飛ばしていることが分かったので早速読了。最新作を読んで「いつの間に?」と思ったことの辻褄が合ってすっきり。こうして見ると、1作単位の物語よりも1冊の単位を超えて続く登場人物間の人間関係に比重が移っていることが改めて実感される。この群像劇の何に結末を求めるのかが最後の謎。
著者プロフィール
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