天神橋心中: 剣客船頭(二) (光文社文庫 い 37-18 光文社時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749996

作品紹介・あらすじ

天神橋の袂で一人の女の死体があがった。そして、女の夫は自宅で自害しているのを発見された。元南町奉行所定町廻り同心で、いまは船頭を生計にしている沢村伝次郎は、亡くなった女の姉から探索を頼まれる。真相を調べる伝次郎の前にちらつく、わが妻と子を殺害した憎き仇の影-。「情に厚い」一刀流の達人、伝次郎の剣が唸る。人気爆発シリーズ待望の第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 元南町奉行所定町廻り同心で、一刀流の遣い手の船頭、沢村伝次郎の活躍の物語です。

    伝次郎は、三年前に辻斬りを行なっていた肥前唐津藩士の津久間戒蔵(かいぞう)を捕まえようと、幕府大目付の下屋敷に無断で立ち入った責任をとって奉行所を辞める。いまは、川船の船頭嘉兵衛から教えられた船頭としての腕を生かして、一人前の川船の船頭となった。
    信州須坂藩から逃亡して江戸へ出てきた悪辣な浪人三人が、新婚の旗本家へ押し入り夫婦を辱め自殺に追い込む。そして三人が、金のために幕府作事方の佐々木仙助を殺そうと斬りつけたところに出くわした伝次郎は、斬り結んで三人を斬り倒す。

    【読後】
    伝次郎の剣が動くたびに悪党が成敗されて行きます。次作が楽しみです。
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    天神橋心中 剣客船頭シリーズ2作目
    2011.09発行。字の大きさは…小。2022.11.12読了。★★★☆☆
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    《剣客船頭シリーズ一覧》
    05.深川思恋   剣客船頭 5作目 2022.11.07読了
    04.妻恋河岸   剣客船頭 4作目
    03.思川契り   剣客船頭 3作目
    02.天神橋心中 剣客船頭 2作目 2022.11.12読了
    01.剣客船頭       1作目 2022.11.12読了
    ※最初に、間違って5冊目を先に読む。わけは、5冊目に。

  • 突然の暴力になすすべもなく命を落とす夫婦
    伝次郎の探索が実を結び犯人に迫る

  • 第二弾
    犯人が分かっての解決に至る話
    色々な人物が、それぞれの事情で絡んでくる。
    結構面白く読める

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著者プロフィール

1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。人気シリーズに「隠密船頭」(光文社時代小説文庫)、「浪人奉行」(双葉文庫)、「武士の流儀」(文春文庫)などがある。

「2023年 『大河の剣(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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