ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)

制作 : 野崎 歓 
  • 光文社
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本棚登録 : 401
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751036

感想・レビュー・書評

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  • 小学生のとき読んだきりだったのを再読。当時この本の内容が分かった気がしなくて、「こどもむけのこんなにゆうめいなほんなのに」といぶかっていたのだけれど、これは大人向けの本ですね。「お花」と王子が完全に女らしく男らしく振る舞おうとするカップルなのにびっくりした(王子がいたいたしい… 「お花」ったらほかにやりかた知らんのか)。

    今回一番心に残ったのはキツネとのやりとり。大事な人に対してどうすればよいのかわからなくなってしまったとき、原点に立ち返るための言葉が書かれているように思った。関係が変わったとしてもそれまでの絆が消滅するわけじゃなくて、それがどういうふうに存続し光を放つのか。普段考えないけれど、ときどき思い出せたらいい。

  • 表紙と挿絵が可愛いから読み始めた。
    挿絵はどこかで見たことがある可愛らしい絵。
    平仮名が多いからかスッと読めた。
    すぐ読める中にもどこか深い。
    小さな王子が自分の星で1輪の花に出会うが、嫌気が差し地球に来る。
    地球が来るまでに様々な個性がある星の人に会うが、その人たちも何処か孤独。
    見えない物の大切さが分かる本。

  • 砂漠に不時着した飛行士の「ぼく」。その前に突然現れた不思議な少年。ヒツジの絵を描いてとせがまれたぼくは、ちいさな星からやってきた王子と友人になる。王子の言葉は、ずっと忘れていた、たくさんのことを思い出させてくれた。「目ではなにも見えないんだ。心でさがさなくちゃ」。

  • 読んだことはあるはずなんですが、内容を良く覚えてなかったので、改めて読んで、いろいろ考えました。

  • 「『...もしきみがぼくをなつかせてくれるなら、ぼくらはお互いが必要になる。きみはぼくにとって、この世でたった一人のひとになるし、きみにとってぼくは、この世でたった一匹のキツネになるんだよ……』」 「『さよなら。じゃあ、秘密を教えてあげよう。とてもかんたんだよ。心で見なくちゃ、ものはよく見えない。大切なものは、目には見えないんだよ』」

  • (2011/06/14購入&読了)

  • 英語で読んだことがある作品。この英語版,どこに行ったんだろう…

    版権が切れて,いろいろな新訳がある中でこの野崎訳を選んだ理由はただ一つ。光文社の古典新訳文庫シリーズだったことと,邦題を「ちいさな王子」にしていて,原題のLe Petit Princeに近いという理由だけ。訳は読みやすかった。

    この本の内容に関しては,いろいろな人がいろいろなことを言ってる。結局主題は,モチーフは何か。個人的にはサン=テグジュペリの「大人と子どもの対比」というもの以上でも以下でもないと思う。ユングのペルソナの概念じゃないけど,それぞれの人にはそれぞれのペルソナがあって,それは1つじゃない。light keeperみたいな人もいればkingみたいな人もいる。でも結局はそれぞれが1人ずつだと意味がない。

    いろいろと言いたいし,いろいろと思ったけれども,試験勉強が先だ。大人になるってこういうことなのかも知れない。

  • 別名「星の王子さま」でお馴染みの名作。

    いま、出会いと別れに至極敏感な時期だからなのか、
    やけに感動した。

    そぎ落とされ、洗練された文章で紡がれた物語が、
    却って愛らしさと切なさを同時に謳う。

    人は出会う。そして成長して別れる。
    そこら辺に転がっているありきたりの日常が
    実は奇蹟だったと気づかせてくれる。

    素晴らしい作品でした。

  • 世界感や雰囲気がよかった。今の年齢になってこそ感じる本だと思う。また違う訳で読んでみたい。

  • 大学の授業で必要になったので購入しました。

    中学の時一回挫折して、高校の時に読みきったきりご無沙汰でした。

    昔読むのが苦痛だったのは、訳が古いものだったからかもしれません。この本はとても読みやすかったです。

    大学生になってから読み返して、高校時に読んだ時よりもこの本の良さを感じることが出来たと思います。
    あと私的にこれを児童書というのはどうかと思います。
    大人向けの童話といった方がいいような。

    今『人間の土地』を読もうと思っているのですが、同じ著者でもこちらは1955年に堀口大学という方が訳されたきりになっていて、旧漢字が使われています。読んだ方のレビューを読んでみると、最初のとっつきにくささえ乗り越えればとても素晴らしく思えるらしいのですが、どうにも不安です。
    なんでこっちは新訳がないんでしょうか(´;ω;`)

著者プロフィール

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。1900年6月29日、フランスのリヨン生まれ。
幼少の頃より飛行士に憧れてその職につく。飛行士と兼業して、飛行士の体験をもとに『南方郵便機』、『夜間飛行』などを発表。
第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版。同年軍に復帰し、翌1944年7月31日地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶つ。
その行方は永らく不明とされていたが、1998年地中海のマルセイユ沖にあるリュウ島近くの海域でサン=テグジュペリのブレスレットが発見される。飛行機の残骸も確認されて2003年に引き上げられ、サン=テグジュペリの搭乗機であると最終確認された。

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