1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編 (光文社古典新訳文庫 Aヘ-2-1)
- 光文社 (2007年10月11日発売)
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感想 : 54件
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784334751418
感想・レビュー・書評
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夏休みのなんたらかんたらで読まないといけなかったんだけど、オチがあって面白かった!
特にそばかすだらけの男の子誘拐して、身代金もらうんじゃなくて払って男の子返すやつはめっちゃ笑いました笑
お盆休みの間にたぶん10冊ぐらい読まないといけないの死ぬ(泣)まにあわーん!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
o・ヘンリーという作家を初めて知った。古典の本を読むのも初めてかもしれない。短編とは言っても、わかりやすいオチはない。なんとも表現しずらいが、一世紀前に書かれたものだから、のんびりとした平和という感じだろうか。アメリカの昔の白黒映画のような世界だ。記憶に残るというよりは、なぜか、オチのわかりづらい短い小説に、黙々と付き合うという感じだろうか。あとがきには、o・ヘンリーの足取りが書かれていて、銀行に勤めるが、横領の罪に問われ、服役中に、その名を知られるようになり、最後は酒浸りになり、早くして亡くなってそうである。名作といわれるものも多いらしいが、また機会があればどこかで、その功績を知ることになるかもしれない。
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「賢者の贈り物」(初出 The New York Sunday World 1905-12-10 as "Gifts of the Magi") 出てくる金額って、現在価値どれくらいかな?と気になって計算するとびっくり。米国消費者物価指数基準1905/2025(36.1倍)で$1=5291円。ということは手持ち1ドル87セントは9894円、これは良いとして週8ドルの家具付きアパートの家賃は月額18万円、夫の稼ぎ週20ドルは月収46万円、美しい髪の値段20ドルは10万6千円。 みんな高過ぎる… 詳しいことはhttps://danjuurock.hateblo.jp/entry/2025/04/03/231907
他の現在価値も計算してみた。
「一ドルの価値」(初出: Munsey's 1903-04、Sydney Porter名義) 当時の1ドルは米国消費者物価基準1903/2025(36.10倍)で$1=5213円。
「千ドル」(初出: N.Y. Sunday World 1904-06-05) 当時の1000ドルは米国消費者物価基準1904/2025(35.69倍)で$1=5154円なので515万円。 -
道徳の授業で使われた話の原作だったり、英語の教科書に載っていた話であったり、思い出しました
結末にはオチがあり、起承転結がはっきりしている
装飾的な表現が多いけれど翻訳の質が高くて読みやすかった
久しぶりに米文学に触れたなぁ
最後の解説が大変詳しくて著者の生涯が分かり、各話の理解が進んだ -
「最後の一葉」「賢者の贈り物」等、感涙ものと言われるこれらの作品でも皮肉な結末だと感じるひねくれ者の私ですが、すべての話がこの短いページ数の中ですとんと落とされることには感激します。岩波文庫の傑作選を読んでいるたのでいくつか重なっていたものがあり、同じ話を読むと訳者さんの力というものを見せつけられる思いがしました。岩波も読みやすいですがこちらの方がさらに理解しやすく砕いてある気がします。「献立表の春」などはこちらの訳がとても好きです。でも岩波は言葉選びの美しさを感じましたので甲乙つけがたいですね。今回は一度に読まずに一か月かけてのんびりゆっくり少しずつ楽しみました。「甦った改心」「二十年後」は再読でも好きで、今回初めて出会った中では「サボテン」にやられました。すごく情けないけれど誰もが多かれ少なかれ心当たりがありそうです。/覚え書き…第2回O・ヘンリー誕生日読書会参加http://bookmeter.com/event/event_show.php?id=2493
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B933.7-ヘン 300011004
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23編収録の短編集。
これは日本人男性作家じゃ書けなかった作品だな、とそれぞれの短編を読んでいて思いました。アメリカの様々な姿を舞台にしている、というのもその一因ではありますが、一番の理由は話の内容です。短編という制約があるからかもしれないですが、一切の迷いや、ややこしい表現もなく、ストレートにハッピーでロマンティックなエンディングを用意、男女の愛の成就を描く点です。
イメージですが日本の恋愛ものは、一直線に愛の成就を描くのではなく、良くも悪くもうじうじした男女が右往左往し、言外にメッセージを込めつつ恋愛を成立させる、というイメージがあります。O・ヘンリーの作品たちはいい意味で非常に分かりやすく恋愛に向かっていきます。それがロマンティックさの理由のように思います。
そうしたロマンティックさのイメージと裏腹なシニカルな短編も何編か選出しているあたりも、この短編集の良さだと思います。作品集の最後に近づくにつれ「また幸せな結末だろうな」と油断しながら読んでいて見事に転ばされたことが何度かありました(笑)
しかし、それを最後の『賢者の贈り物』でチャラにするどころか、見事にロマンティックさを取り戻します。これは作品の並び順も結構計算されているのかな、と考えてしまいますね。
このロマンティックさは、有川浩さんファンの方が読んだら案外はまるんじゃないでしょうか? 一編一編のページ数も少なめでとっつきやすいと思うので、いろんな女性層に読んでもらってときめいてほしいな、と思いました。 -
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あの有名な「最後の一葉」がO・ヘンリーの作品だったということを知ったというか思い出したというか。どの短編小説もとても良かった。
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3.3
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「最後の一葉」「賢者の贈り物」がパロディ化されるくらいあまりにも有名だが、もっと多彩な面のある作家。笑いもウェットドライ両方。詩情もある。サキ程毒はないけど、棘はあるかな。
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現代の感覚ではベタすぎと思うのもあるが、よく考えたらいくつかはそもそもどこかですでに読んでたかも。
日本人にとってはショートショートといえば星新一たが、あちらの研ぎ澄まされた理系チックな雰囲気と比べると、読者への呼びかけなどいちいち詩的なのが印象的。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742608 -
一編一編に引き込まれ、結末が気になってしまう作品ばかりでした。
どの作品も風景描写や登場人物の感情を巧みに表現していて、日常の些細なことでも文章にするとこんなに面白くなるのかと思いました。
個人的には「水車のある教会」のラストが印象に残っていて、思わず泣いてしまいました。 -
味わい深い人間模様を綴る短編集。
ラストのオチが秀逸で、一辺倒ではなく意外性をはらみ楽しい。お気に入りは、途中まで読んでオチが解りつつも巧みな明かし方で感動を呼ぶ「水車のある教会」、やはり外せない名作「最後の一葉」、罪の重さと良心の天秤に思いを馳せる「甦った改心」、真に思い合う夫婦の皮肉で心温まる「賢者の贈り物」あたりかな。あとがきで作者の小説になりそうな身の上を知り、その経験が多彩な作品を紡ぐ事になることに納得。
貧乏とお金持ち、恋人、罪人と正直者といった立場をうまく短編に仕上げる作品集、機会があれば再読したい。 -
※購入理由
2019年の乃木坂文庫 田村真佑カバー
装丁買いでないと手に取らない本、ジャンルだね。
今後興味が広がれば‥ -
「賢者の贈り物」のオチをはじめて知ったときの衝撃を胸に読みました。
色々な訳が出回っているなかで本書を選んだのは、解説が長かったから。著者の波乱万丈な人生に沿った作品集だということがわかり、デビューには最適な一冊だったと思います。
短編23作品、ストーリーが素直に楽しい。お約束なのに巧みなオチは、わかっているのに驚いてしまい、思わず誰かに言いたくなります。短くわかりやすいストーリーなので、自分で簡単にあらすじをまとめることができ、人に話すのにちょうどいい。各話のタイトルも、ストーリーが思い出せるのものになっているので、話に花が咲きそうです。
読みはじめは修飾の多い独特な言い回しが読みづらかったのですが、慣れれば彩りとして表現を楽しめます。最終的にストーリーと同じくらい楽しみなポイントに。
特に印象に残ってるのは「蘇った改心」「十月と六月」「心と手」。
お気に入りの一冊となりました。
著者プロフィール
芹澤恵の作品
