歎異抄 (光文社古典新訳文庫)

著者 :
制作 : 川村 湊 
  • 光文社
3.13
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  • 本棚登録 :132
  • レビュー :27
  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751937

作品紹介・あらすじ

「アミダ如来はんにいただいた信心を、おれのもんやいう顔で取り返そういうのんは、ホンマにアホらしいことやで」。天災や飢饉に見舞われ、戦乱の収まらない鎌倉初期の無常の世にあって、唯円は師が確信した「他力」の真意を庶民に伝えずにいられなかった。親鸞の肉声、ここに蘇る。

感想・レビュー・書評

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  • 歎異抄を現代関西弁に訳すという面白い試みの本。
    親しみやすさは確かに増したような気がしましたが、読み進めると自分は関西弁に触れたことがあまりないせいか、少し読むのに苦労しました。
    ただ、平易な口語訳で書かれているため、「読む」こと自体に労力を使う必要がなく、折に触れ何度も読むことが出来るのがこの本の優れている所だと思います。

  • 浄土真宗、親鸞の弟子が書き残した親鸞上人の教え。法然上人の教えに親しかったので、ごく自然に読めた。現代語、しかも関西弁に訳されていて、本来あるべき平明さ、親しみ易さに通じていると思う。ただ関西人でもベタベタの関西弁で書かれると多少戸惑いもあるものの、堅苦しくなく、いいと思う。「お願いします」の心。大切にしたい。

  • 関西弁訳というのに惹かれて読んだ。
    堅苦しい印象がなく、すらすらうと読むことができた。
    「他力」ということがどういうことなのか、よくわかったような気がする。

  • ぼくは仏とか極楽といったものは信じてないし、この本自体も適当に解釈してるけど「ナンマンダブ」と一言念仏すれば、善人だろうが悪人だろうが救ってしまうという考えや、他力本願の考えは気持がゆったりしてくる。関西語訳も癖はあるけど、感覚で読めるかも。

  • 【本の内容】
    「アミダ如来はんにいただいた信心を、おれのもんやいう顔で取り返そういうのんは、ホンマにアホらしいことやで」。

    天災や飢饉に見舞われ、戦乱の収まらない鎌倉初期の無常の世にあって、唯円は師が確信した「他力」の真意を庶民に伝えずにいられなかった。

    親鸞の肉声、ここに蘇る。

    [ 目次 ]
    歎異抄
    歎異抄(原典)
    付録 親鸞和讃抄

    [ POP ]
    浄土真宗の開祖、親鸞(1173~1262年)の言葉を弟子の唯円が書き取ったとされる仏書を、文芸評論家の川村湊さんが現代語訳した。

    取り合わせが意外だ。

    しかも、当時の語りの雰囲気が出るよう関西弁風にしたという。

    「悪人正機」を唱えた有名な一節、<善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや>はこうなる。

    <善え奴が往生するんやさかい、ましてや悪い奴がそうならんはずがない>

    今年5月、パルコ出版から『ソクラテスの弁明 関西弁訳』(北口裕康)も出た。

    難しい書物を大阪風の語感で訳すのが、流行なのか。

    <往生には賢しらな考えなど持たずに、ただほれぼれと、アミダはんのご恩がますます深いことをつねに思い出してみるべきや>

    親鸞は、自分で考える「自力」を否定し、阿弥陀にすがり、念仏を唱える「他力本願」を説く。

    強い教えに引かれながら、「あかん……」。

    その境地に至るのはまだ早い気がした。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 今まで読んできた歎異抄のなかで一番分かりやすい。大阪弁で原題訳された親鸞の言葉にとても親近感が持てた。

  • 親鸞の弟子、唯円が師匠の言葉を記した「歎異抄」。原文だと難解なそれを、関西弁に大胆に訳した。軽く読み進めるため、一見平易に見えるが、本の後半にある解説で親鸞の教えの深さが分かる。
    といったところだけど、親鸞って凄い人だね。高校の時に日本史で習った親鸞は、浄土真宗を開いた偉人というイメージしかなかった。しかしこの人、なんていうか破天荒。いわゆる戒律というようなものを顧みらずに、次々に破ってく。でも、その中には必ず思想がある。教科書のイメージと全然違うんだよね。
    日本で一番信者数の多い浄土真宗。こんな破天荒な人が作った宗教を信じる日本人。なんかそれって、素敵だよね。

    関西弁が少し読みにくい。

  • 関西弁が読みにくくて、内容が入って来ませんでした。

  • 関西弁訳。平易な文章なのは確かだが、わかりやすいとは言い難い。

  • 大阪弁なんです。

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