悪霊〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

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  • 光文社 (2010年9月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334752118

作品紹介

最近わたしたちの町で、奇怪きわまりない事件が続発した。町の名士ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の奇妙な「友情」がすべての発端だった…。やがて、夫人の息子ニコライ・スタヴローギンが戻ってきて、呼び寄せられるように暗い波乱の気配が立ちこめはじめる。

悪霊〈1〉 (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 第一巻を読了。どんな話へと展開するのか気になる。

    ロシア文学は登場人物の名前がやたらと難解だ。そのせいで幾度挫折したことか...(この感じ、分かりますよね?)でも、本書には、登場人物をまとめた栞がついているのだ!少なくとも、今まで見たなかで、こんな便利な栞をつけているのは、光文社古典新訳文庫しかない(本格的に調べてないから、他はよく分からないけど)。本当に有り難いです。

    青木先生の実況世界史で本書が紹介されていた。確か、暗い話なので受験生は読まない方がいい、といった文言がついていたはずだ。それにビビって今まで読まず飛ばしだった。いま現在もある意味受験生ではあるが、読んでしまいたい。

  • ドストエフスキー。物語が動き出すと格段に引き込まれるのだが、前半の人物描写の部分(大いに伏線があるのだ)が、なかなか退屈で読み進まない。そこを超えると面白くなってくる。

  • 本棚を整理していたら、岩波文庫・新潮文庫とともに出てきたので再読開始。

  • 初っ端から何の話やらよく分からず、どこに焦点を合わせたらいいものか迷った。完全に「過去の人」扱いされている文化人ヴェルホヴェンスキー氏。え、この冴えないおっさんがもしかして主人公なの?読む気しねぇー…、とモチベーションがだだ下がりだった第1章。
    第5章でようやく話題の「王子様」ニコライとなんだか得体のしれないピョートルが登場し、物語の行く先に興味がわいてきた。ただ人間関係がどうやら裏でかなりこんがらかっているらしい。伏線らしきものがいっぱいある。
    キリーロフやシャートフの行く末も気になる。人前で二コラ王子を殴りつけたシャーさんはどうなってしまうのだろう。第一部のお気に入りシーンは第4章「足の悪い女」マリヤの長台詞。「夕陽って気持ちいいけど、悲しいよね。」ドストエフスキーの作品に出てくる、ちょっと正気を失っている人が突如ズバリと口にする真理にはたびたびドキッとさせられる。

  • 正直言って退屈な語りが大半なのだが、
    キリーロフの神に対する考え方と
    5章に入ってからの展開が見どころ。

    名前が覚えられないので、
    登場人物一覧をつけておいてほしい。

  • 亀山さんの訳と読書ガイドで読み進めることが出来る。

  • 主人公?が「少し変わったところのある人物」として紹介される導入部。続けて登場人物が紹介されるが「この話に普通の人は出てこないのか?」というくらい、全員何かしらおかしい。
    最初は話がなかなか展開しないが、後半、関係者が一堂に会したところから一気にストーリーが進む。

    「それって宗教なんかでいうのと同じ種類のものでしょう。人間が生きにくければ生きにくいほど、国民全体が虐げられれば虐げられるほど、貧しければ貧しいほど、より執拗に天国でのご褒美を夢見るようになる。」
    というセリフで語られるシニカルな宗教観は「カラマーゾフの兄弟」の次兄イワンと同様、ロシアの絶望感が窺えて惹きつけられる。

    ...解説のネタバレオンパレードには閉口。

  • やばい。読んだんだけれども、全く、完全に内容が頭の中に入ってない。多すぎる登場人物とその長過ぎる名前と複雑すぎる人間関係と物語序盤の展開の遅さのせいで、「で、どんな話なの?」と訊かれたら今の自分には何も答えられない。これはまずい。次の巻に入る前に、もう一度軽く全体の流れを追い直そう。

  • 「悪霊」は実は装飾本で部屋に一冊あるのだけれど、結局手軽に手にとれる光文社のものに手を伸ばす。ドストエフスキーを読むのは久々だけれど、一巻から徐々に感覚を思い出す。年始は悪霊の序盤を少しずつ読んだ。これから3月ぐらいまでの間、しばらくドストエフスキーの世界に浸りたい。

  • はっきりいってつまらない。内容が難しいとか登場人物がわかりづらいとか、そういった理解を阻む要素はあるけれども、それを抜きにして考えても単純におもしろくない。『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』も、おなじように哲学的で難解な内容や、わかりにくい人物関係を含んでいるが、この2作品を読んだときは難しくもおもしろさを感じて、やっぱりドストエフスキーは凄い、と思ったものである。本作の場合はどうか。いつまで経っても恋愛だの活動だののいざこざが終わらず、そうこうしているうちに火事が起きてバタバタと人が死ぬのである。徹底的に私小説であればまだ楽しめるのだろうが、こういう「内輪」の話がいつまでもダラダラと続いているだけでは読んでもぜんぜんおもしろくない。むろん、わたし自身に読む能力が欠如しているという問題点はあるだろう。ただ、それでも先に挙げた2作は難しいなりにも楽しめたのに、本作にはそれがないので、やはり作品の問題ではないかと思う。世界的文豪の作品をこう称するのは気が引けるが、長いだけであんまり優れているとも思えない、悪い見本のような作品だと思う。

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