サロメ (光文社古典新訳文庫)

制作 : Oscar Wilde  平野 啓一郎 
  • 光文社
3.71
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本棚登録 : 307
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334752484

作品紹介・あらすじ

妖しい月光の下、継父へロデ王の御前で艶やかに舞ってみせた王女サロメが褒美に求めたものは、囚われの美しき預言者ヨカナーンの首だった――少女の無垢で残酷な激情と悲劇的結末を鮮烈に描いた傑作が、作家・平野啓一郎の新訳で甦る!
平野啓一郎さん、初の翻訳作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 平野さんはサロメを少女とイメージしたと解説にあった。なるほど。宮本亜門さんの解説もわかりやすかった。
    ただ、私はモローのサロメが離れない。
    劇中なら2人のイメージでモローの描く耽美的なものをみたい

  • ブクログ:2013/2/26
    読了:2013/2/28

    ワイルド研究者による解説は読み応えがあったけど…肝心の本編は全然引っかからなかった。
    サロメの言葉遣いがちぐはぐで、全然一人の少女として像を結ばないんだよな~。
    「私、踊りたくなんかない」とか言う女の子が、「お前の髪が愛おしい。」なんて言うかね。
    ヘロデも、「イチイチ、〜するでない」というセリフがあって、なぜそこが片仮名!?と、よく分からない訳があって、白けてもた。

    作者の後書きで書かれている「新訳の動機」も、要約したら「時代は変わってるのに訳は古いまんまだから、新しくしなきゃ」ってことで、普通だなぁ~~、わざわざ数ページ割いてまで書くことかなぁ~~、って思った。

    田中さんの解説だけが良かった。

  • このサロメ超可愛い。

  • 戯曲。これがとても面白かった。今はもうこういうの出てこないだろうけど新訳で読みやすくなり雰囲気がつかみやすかった。何を見るかによって印象が違うかもしれないがそれぞれに何かを象徴していて印象的だった。

  • 妖しい月光の下、継父ヘロデ王の御前で艶やかに舞ってみせた王女サロメが褒美に求めたものは、囚われの美しき預言者ヨカナーンの首だった――少女の無垢で残酷な激情と悲劇的結末を鮮烈に描いた「世紀末最大の傑作」が、芥川賞作家・平野啓一郎の新訳で甦る! 宮本亜門舞台化原作。(裏表紙)

  • やはりすごい本で、一気に読んでしまった。訳も新訳でこなれていて読みやすい、ということもあったかもしれない。とくに終盤、ヘロデとサロメのやりとり(といってもほとんどヘロデがしゃべっているが)には、えもいわれぬ緊迫感を感じられた。サロメの「無邪気さ」と「狂気」がない交ぜになったような要求、それに必死で応じるヘロデの織りなす緊迫感が、印象に残らざるをえない。

  • 「ヨカナーンの首」「いやいや」「ヨカナーンの首」「いやいやいや」「ヨカナーンの首」「ええーい!」がコントのようで笑ってしまった。ヘロデの話を聞いちゃいないサロメかわいい。サロメのセリフは全部ゾクゾクする。
    新訳と言われているこれが初めてのサロメだったので、これ以外を読んだら自分はどう感じるんだろう、という興味がでた。

  • テーマ:「見上げてみませんか?」
    ”ねぇ、月を見て。月がなんだか、すごく異様なんだよ”
    (本文より)登場人物たちが語る、それぞれの「月」。あなたなら、どう感じるでしょう?(A)

  • 岩波文庫の福田恆存訳を読んだけど、新訳で再読。福田訳ではビアズリーの挿絵も相まってどこか妖艶な雰囲気で、典型的なファム・ファタールとして描かれていたサロメだけど、新訳では純真な少女としてのサロメが描かれている。同じ作品なのにガラッと雰囲気が変わった。新訳では初めての恋をするサロメの少女的な無邪気さの中に隠しきれない悪女としての素質が見え隠れする。雰囲気を楽しみたいなら岩波文庫、サロメの世界観知りたいなら光文社かな。本文の倍以上のボリュームで、解説が収録されているから。2012/437

  • まるで完成された素晴らしい絵画のように、陰惨ながらもとても美しい物語でした。最後の、サロメがヨカナーンの首にキスをする場面が好きです。恐ろしく、グロテスクで、不条理極まりない、けれど完全に純粋な恋。美しい、と思います。

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