老人と海 (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334752996

感想・レビュー・書評

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  • ヘミングウェーーーーーイ!!(どしたどした)

    ヘミングウェイウェイ!

    パリピ感出してみました
    パリピももうちょっと古いか


    やっぱね
    やっぱすげーわヘミングウェイ
    描写力はんぱねーっすよ
    目の前にいるみたいだもんね
    そして情景描写してるだけなのに心のなかも見えてくるもんね

    そしてなんかカラッとしてました
    重いのにカラッとしてた
    なんていうか「負け」じゃない
    っていうか人生の勝ち負けって野球の試合のように分かりやすくはないんだろうね

    『誰がために鐘は鳴る』も読みたいけど光文社古典新訳文庫では未刊なんだよね…
    う〜ん…新潮社…いやいや浮気はせん!

    • マリモさん
      光文社の古典新訳文庫いいですよね。変な表紙も慣れるとよく見えるから不思議。
      ヘミングウェイも読もうと思っていたところです。私もヘミングウェー...
      光文社の古典新訳文庫いいですよね。変な表紙も慣れるとよく見えるから不思議。
      ヘミングウェイも読もうと思っていたところです。私もヘミングウェーーイ!!って叫ぼうかな?笑
      2023/05/18
    • ひまわりめろんさん
      光文社古典新訳文庫いいですよね〜
      訳者さんのメンバーがほんといいんですよ

      ちなみに私はクマさんとかいう人のレビューに乗せられて小説だけでな...
      光文社古典新訳文庫いいですよね〜
      訳者さんのメンバーがほんといいんですよ

      ちなみに私はクマさんとかいう人のレビューに乗せられて小説だけでなく哲学とかに手を出すことになりそうです

      プラトーーーーーーン!
      2023/05/18
    • マリモさん
      哲学…!(すみません、コメント力がありませんでした)
      哲学…!(すみません、コメント力がありませんでした)
      2023/05/18
  • どっかで読んだことある気がする…
    国語のテストだ!笑


    小学生の時から知っていた作品。
    昔からの作品は、言葉が難しく読むのを避けていた。
    ただ、今回は頑張ってみようと手に取った。

    序盤は、舞台になった時代の言葉が多く出るため、退屈だし、頭にも入らなかった。

    しかし、それ以降の老人の孤独で過酷な戦いは、気づいたら読み終えていた。
    読みづらいのは序盤だけで、あとは流れるように読めた。

    結末は明示されてなかったが、老人は数日後に死ぬと読み取った。人間としてか、漁師としてか、は悩みどころ

  • 「老人と海」というタイトル、というべきか、老人という言葉がそこに選ばれていることが全てを物語っているような感じもあり、あれこれと語らない方がいいような気がしてしまう作品です。アルコール度数の高いリキュールみたいな。
    あらすじはといえば、タイトルの通り老人と海の話であり、起こることは一通り裏表紙に書いてあります。究極的に簡潔な話で、一見絵本にでもまとめられそうです。だけど、そこそこの文量を読まなければ伝わらない、刻まれた色んなものがそこにあるからこそ、文学として成立していて、それ以上に名作として読み継がれているのでしょう。
    私の場合、典型的な「斜陽」の話なのが興味をそそられた一因です。人生の黄昏時が語られる話にめっぽう弱いのです。それも、若者が見たときには切なくなって泣いてしまいそうな状況でも当の本人は笑顔、という具合の、「幸せとは何か」的問題を突き付けられるものが大好きで。老人が帰ってきた後の描写がまさにその構図で、思わず感極まりそうになりました。年を取ってもささやかで良いから幸せのある人生を送りたいな、としんみり思って本を閉じました。
    ヘミングウェイの作品を恥ずかしながらまともに読んだことがないので、ずっと読もうと思っている「移動祝祭日」を次は読もうかと。

  • 有名な本ですが 読んだ記憶がなかったので 
    読んでみました。

    ちょっとお年を召した主人公が
    漁で 沖に出て 久しぶりの大物と喜んでいたら
    なんと なかなか 弱ってくれずに 3日間もかかり
    しかも 帰りに せっかくの獲物をサメに食べられてしまうという終わりでした。

    海の上で食べ物も殆どなく
    水も少ないのに よくまあ 頑張ったものです。
    サメに船が壊されずに生還できて良かったですね。

    大変な時に 漁を教えた 少年がここにいてくれればと 
    独り言を言うあたりが 老人という感じなのでしょうか?
    普通ならば 怪我や空腹や夜の恐怖などで 逃げてしまうけど
    最後まで戦ったのは 凄いですね。

    この本はあとがきに書かれていましたが
    過去の訳者さんと違うらしく
    表現が異なっているそうです。
    となると 比較して読んでみたら 面白いでしょうね。

    いつかやってみる機会があれば。。。。

  • やっと読みました!
    名前はずっと前から知っていましたが、やっと読みました(笑)
    これこそ、まさに「男のロマン」「ダンディズム」って感じでした。
    読みやすくグイグイ入ってきて、映像がリアルに浮かんできました。
    まさに映画にもってこいの本ですね。
    古典とは思えない新鮮さがあります。
    ぜひぜひ、読んでみてください。❗

  • 巨大なカジキを仕留めながら、持って帰る最中に鮫に食われる、という筋書きに、マンガの「釣りキチ三平」を思い出した。(時系列的には、勿論、釣りキチ三平によるヘミングウェイへのオマージュだろうけど。)

    骨も残らなかったのであれば、老人がかわいそうだが、全長18フィートの骨を漁師仲間が計測してくれたので、化け物を釣り上げた名誉は勝ち取ったのではないかと思う。

    老人がマグロやシイラやトビウオを生で齧るシーンは、アメリカ人も(昔から)生魚食べるんだ、とちょっと意外だった。



  • ほとんど舟の上の描写で、良く書き切ったなという感想

    釣った魚をサメに襲われるところからはかなり老人に感情移入してしまって、かわいそうに感じてしまった
    それほどに丁寧に老人の痛み、苦労が書かれているということ

  • 行って帰ってくる、しかも何も達成せず帰ってくる、アンチカタルシスの極みのような中編。一度は捉えたと思ったターゲットが、帰り道にむしろ足枷になっていく展開は虚しくもハラハラする。

  • ヘミングウェイの代表作で遺作。
    ノーベル賞も受賞している超有名作品。
    恥ずかしながら今まで読んだ事がなく、今回初めて読んだ。

    老人が3日間カジキと鮫との格闘をし戻ってくる。
    以上。

    拍子抜けするぐらいこれだけ。ページ数も少なく余分な情報も一切ないのであっという間に読み終わる。

    多くは語られないが少年マノーリンや港の人達の態度から老人は皆から尊敬されており、かけがえのない存在であることがわかる。老人の成し遂げた事に結果は別として皆が無言の賛辞を送っている。その関係性に爽やかな読後感が残る。

    正直なところ、この作品の良さを理解しきれたとは思えない。読む年齢やその時の境遇によって感じる事が大きく変わりそうな作品だと思う。

    また機会があれば読み直してみたい。

  • 大魚に引かれながら身体を痛められながらも、自らの成功がだんだんと無になる様をまざまざと見せられながらも、決して諦めない姿がたまらない



    大魚との戦いのさなかにふと見上げた空に飛行機があって、飛行機から見る景色はどういったものだろうと独りごちる姿にはっとする。
    海や魚との戦いぶりについてはまさに経験豊富で知らぬことなど無く、まるで恋人みたいな理解を示すのに、他の世界に対してはそうではない。
    狭い世界で自分の役割を突き詰めた男の格好良さを表すのになんて秀逸な対比なんだと感動。

    おじいちゃん、かっこよすぎるよ

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著者プロフィール

Ernest Hemingway
1899年、シカゴ近郊オークパークで生まれる。高校で執筆活動に勤しみ、学内新聞に多くの記事を書き、学内文芸誌には3本の短編小説が掲載された。卒業後に職を得た新聞社を退職し、傷病兵運搬車の運転手として赴いたイタリア戦線で被弾し、肉体だけでなく精神にも深い傷を負って、生の向こうに常に死を意識するようになる。新聞記者として文章鍛錬を受けたため、文体は基本的には単文で短く簡潔なのを特徴とする。希土戦争、スペインでの闘牛見物、アフリカでのサファリ体験、スペイン内戦、第二次世界大戦、彼が好んで出かけたところには絶えず激烈な死があった。長編小説、『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』といった傑作も、背後に不穏な死の気配が漂っている。彼の才能は、長編より短編小説でこそ発揮されたと評価する向きがある。とくにアフリカとスペイン内戦を舞台にした1930年代に発表した中・短編小説は、死を扱う短編作家として円熟の域にまで達しており、読み応えがある。1945年度のノーベル文学賞の受賞対象になった『老人と海』では死は遠ざけられ、人間の究極的な生き方そのものに焦点が当てられ、ヘミングウェイの作品群のなかでは異色の作品といえる。1961年7月2日、ケチャムの自宅で猟銃による非業の最期を遂げた。

「2023年 『挿し絵入り版 老人と海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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