くるみ割り人形とねずみの王さま/ブランビラ王女 (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2015年4月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784334753092

みんなの感想まとめ

異世界への冒険を描いたこの作品は、クリスマスのメルヘンとして多くの人に親しまれています。物語は、マリーとくるみ割り人形が夢の世界へ旅立つ様子を描き、読者に楽しい空想の体験を提供します。深読みをすれば、...

感想・レビュー・書評

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  • ヒップホップくるみ割り人形とくるみ割り人形と秘密の王国を続けて見たら、くるみ割り人形がなんだかわからなくなった気がして、よくよく考えてみると原作をちゃんと読んだこともなかったので読んでみた。

    このホフマンの原作をもとに、アレクサンドル・デュマがバレエのもとになったくるみ割り人形を書いたそうだ。

    くるみ割り人形が大体どんな話かは分かったけど、くるみ割り人形の前で最初に「ドロセルマイヤー」の名を口にした時の、「くるみ割り人形がおそろしく口をひんまげ、両目がみどり色の火花を発した」という反応の理由が、最後まで読んでもわからなかった。

  • バレエのくるみ割り人形は何度か観ているので、原作を読んでみたくなった。ストーリー自体はよくある異世界への冒険型メルヘンで、面白くなくもないのだが…この翻訳がどうも馴染めなかった。原文の影響かもしれないが…光文社の新訳は比較的読みやすいものが多いけど…まあ、相性もあるのかな。

  • くるみ割り人形は児童向け文学として、面白かった。
    クラシック音楽では知っていたけれど、こんな作品だったんだ。

    ブランビラ女王は正直、キャラクターの性格が錯綜していて自分には理解できなかった。

  • 『くるみ割り人形とねずみの王さま』
    言わずと知れたクリスマスのメルヘン。
    こんな空想をしていたなあ、とか、こんなお菓子の町は憧れだったよね、とか、とにかく楽しい作品。
    深読みをすると、マリーは現実の世界からいなくなり、くるみ割り人形(若いドロセルマイヤーさん)と一緒にお菓子の国へ行って、二度と戻って来なかった、つまり、現実世界でマリーは死んでしまった、とも取れる。実際、マリーのモデルとなった女の子は、出版の数年後に幼くして亡くなったようだけど。

    『ブランビラ王女』
    一言で言うなら、自我の物語。
    誰と誰が同一人物で……、時間軸的には……、と考え始めるとドツボにはまる。物語が入れ子構造で(物語内物語内物語、みたいな)、でも実は話は繋がっていて、登場人物自身も自分が誰なのか分かっていなくて。奇想天外、摩訶不思議、でもそれが楽しい。たゆたう物語の流れに身を任せれば、しかるべき場所まで連れて行ってくれる。

  • 「ブランビラ王女」ローマの話。まずジャック・カロという版画家がいてその人の作品から着想を得て話を作ったそうな。似たような構図の作品が挿し絵として挿入されてるのだが、これがイイ。挿し絵としては変わった雰囲気だなあ、クリームチーズで作ったようなこってりとして時が止まってる。。。と自分はそっちの方から話を追いかけたので、とても楽しめました。カプリッチョと作者が表現した作品は話があちこちに飛ぶけども、学芸会を見てるような陽気な作風でした。「くるみ」ドロセルマイヤーのイメージが違うなあと思ったら二人いた。

  • 「くるみ割り人形」は言うまでもなく、有名なバレエ曲にもなったクリスマスの定番。「ブランビラ王女」は、恥ずかしながら題名も初めて聞いた。どちらも視点があちこちにさまよう凝った構成になっていて、とても楽しく読めた。物語を読む楽しさを改めて教えてもらえたような気がする。

  • バレエの印象が強いメルヘン『くるみ割り人形とねずみの王さま』、イタリアンを舞台にした幻想小説『ブランビラ王女』の新訳版。
    どちらもおとぎ話めいた明るい作品だが、構成はかなり凝っている。朗読っぽい訳文に気を取られていると、色々なものを見落としてしまいそうだ……。

  • バレエ音楽による先入観を見事に打ち砕く「くるみ割り人形とねずみの王さま」、最初から最後まで読者の頭を翻弄する「ブランビラ王女」。出勤中の読書ではなくて、休暇の読書に最適な、ゆっくりと読むべき本だった。

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著者プロフィール

E. T. A. ホフマン
1776~1822年。東プロイセン、ケーニヒスベルクに生まれる。裁判官となるが、失職後は劇場監督に就任し小説や音楽評論を書き始める。のち裁判官復職後も創作を続け、幻想的で特異な独自の世界を構築した。

「2022年 『ホフマン小説集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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