寛容論 (古典新訳文庫)

制作 : 斉藤悦則 
  • 光文社 (2016年5月12日発売)
3.20
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334753320

寛容論 (古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 1700年代に書かれた内容を、普通に今の時代に日本語で
    読めるということがとても奇跡的に幸せなことだと
    思いました。また、やはり200~300年前から
    読み継がれているという古典のパワーというものを
    感じました。
    18世紀以前のヨーロッパ、フランスでの宗教対立から
    くる虐殺や殺戮、宗教のなのもとでの不寛容な事象が
    多く発生していころの内容で。。。
    宗教史をあまりわかっていない私にとっては、本来
    理解しがたい内容や文章になっているはずのところを
    新訳ということで、非常にわかりやすく理解しやすい
    内容で書かれてあり感動ものです。

    また200年以上も前のことなのに、今の世界や日本で
    起こっている、テロや、虐殺、ヘイトスピーチや
    国粋的な考え方、隣国や、意見の合わない人達を
    ののしりあう人々。。。
    全く変わっていない事柄について愕然とします。
    また、その不寛容を相手のせいにするような言動も
    恥ずかしく思います。

    ”あの世で幸せになるために、何が必要か。それは、
    正しくあることである。
    では、この世で、我々の貧しい本性でも望みうるかぎり
    において幸せであるためには、何が必要か。それは、
    寛容であることである。”(第21章)

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784334753320

  • 数百年も前の本なのに著者の知的レベルの高さ、思考の深さ、良心に感動した。

    ただ、寛容を説くためには冗長すぎ、また悪い例(寛容ではない虐殺の事例)が延々と書かれていて辟易してしまった。

    そしてヴォルテール自身が他の宗派や民族に対して全く寛容的でない記載も多く、複雑な心境になった。

    個人的には寛容的であった方が非寛容であるよりも絶対に幸せな人生になると思うので、「寛容」であろう思う。

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