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- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334753405
感想・レビュー・書評
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episode0的な、ナルニア国の創世記。
カーク教授が少年の頃、アスラン、白い魔女のお話。
創世記なので、後半は聖書ぽく善と悪を諭してるけど
やっぱりファンタジーはとてもワクワクして面白い。大好き詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出版順ではなく年代順に出していくのは作者自身も望んでいるスタイルと、あとがきにあり、へえ、と。でも、『ライオンと魔女』を先に読んでいるからこそ、ああ、あの外灯ってそうなんだ! という感動が生まれるわけで。たんすもね。やっぱりオリジナルの順序のほうがおもしろいような。
訳は読みやすかった。少し淡泊な感じもして、語りの力はやっぱり瀬田訳かなと思うけど、そこらへんはもう好みでしかない。
しばらくぶりに(前は瀬田訳で)読んでみて、ナルニア国の創世のあたり、ほんとうに聖書とのパラレルがすごいなと感じた。一歩間違えば説教くさくなりそうだけど、詩的で美しく、聖書に似せながらも独自の世界になっているところが、あたりまえだけどすごい。そして、単純な感想だけど「ナルニア」「アスラン」っていう名前のひびき、いいよねえ。この名前を思いついただけでも勝利ですわ。