- Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334754396
感想・レビュー・書評
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「聊斎志異」は機会があれば繰り返し読んできました。妖とか幽霊といった、この世のものではないのだけれど絶世の美女が不意にやってきては共寝します。あとは、儚くなってしまったり、富貴をもたらしてくれたりと不思議の世界です。黒田真美子さんがセレクトされた珠玉の作品が43編。かっぱえびせんかマックのフライドポテトのように、やめられず止まりません。しばし、異類の怪異世界に入り込んでいました。
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清代の中国怪異小説集。
怪異は怪異として、人間のデフォルメされ方もすごい。特に妻が夫を虐待する場面の凄まじいこと。古典ということでなんとなく勧善懲悪調の先入観をもって読み始めるとびっくりする。
また、ひとつの話にいくつも不思議要素が盛り込まれていることもある。天界の姫に気に入られて結婚する話(p428)では、中盤でたまたま主人公の仲良くなった隣人が実は義賊であったことが分かる。姫と賊の登場には物語の中で特に因果はなく、現代の小説だったらストーリー上の謎は絞り込めと言われそうだ。 -
異世界のものたちが当たり前のように現世のものと交わる幽玄譚。かなり昔にも読んだ記憶はあるが選ばれている話が異なるよう。今回の新訳はとても読みやすい。
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【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/538967
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