錆色の女神 (光文社文庫 テ 5-3 密偵ファルコ)

著者 : リンゼイ・デイヴィス 矢沢聖子

• 光文社 (1999年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[bwv232さんの感想 · 2021年2月7日]

今回は市井の事件を扱ったミステリー要素の強い作品。
皇帝ウェシパシアヌスとの、みみっちい（失礼）褒賞等のやりとりが無かったのが残念。

[flying midshipmanさんの感想 · 2013年3月19日]

ファルコ・シリーズ３作目。今回はローマ市内で話が進む、ミステリらしいミステリ。再婚をくり返し、その度に夫に死なれる女、と、どこかで聞いたような妖しげな女性が登場。そして次の夫候補も…。
一方、ファルコの私生活も変化があり、それがよいやら悪いやら。
今回もとても痛い思いをするようで、もしかするとお約束になっているのかも。
ともかく、勧善懲悪とはいかないものの、ラストにはそれなりの解決とそれなりの進展が用意されています。