革服の男 (光文社文庫 ホ 3-1 英米短編ミステリー名人選集 5)

エドワード・D.ホック 中井京子

• 光文社 (1999年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[babapさんの感想 · 2014年7月1日]

4+

[フリント船長さんの感想 · 2008年9月28日]

表題作『革服の男』は、ウィリアム・アイリッシュの『幻の女』を思わせる状況にまったく異なる絵解きを与える短編で、雰囲気もありおもしろかった。が、全体的には今ひとつ。エドワード・D・ホックのミステリはどれもあまりにパズル的・説明的で、小説としての味が薄いのだ。どうも好きになれない。と思いつつ、どういうわけか時々手を出してしまう。カップラーメンのようだ。